国家情報資源管理院
今回の事態は行政ネットワークの公務員認証(GPKI)システムの一部の装備で異常が生じて発生したことが把握された。最近「全世界デジタル政府をリードする」と報道資料まで出した行政安全部は原因の発表まで53時間もかかった。このため復旧も遅れた。日常・生業と直結する行政手続き業務の停止などで市民には大きな混乱と不便があった。高次官は「17日(事態発生当日)に処理できない行政手続き業務は申請日を遡及処理するなど国民に被害がないようにする」として謝罪した。しかし今回の事態の発生および対処をめぐる責任者の問責は避けられない。
行政安全部によると、17日午前8時40分ごろ全国自治体の公務員が使用する行政ネットワーク「セオル」に障害が発生した。公務員が「セオル」を使用するにはGPKIシステムを通じて認証を受けなければならないが、ここに障害が発生したのだ。「政府24」も「セオル」と同時に停止した。2つのネットワークの運営サーバーなど装備は大田(テジョン)の行政安全部傘下・国家情報資源管理院にある。ネットワーク復旧に投入された民間専門家らはGPKIシステムと連結した「L4スイッチ」(トラフィックを複数のサーバーに配分する装備)に異常が発生したことを発見した。「政府24」もGPKIシステムとつながっていて各種行政書類の発行などの業務が停止した。今回の事態は16日に情報管理院が行政ネットワーク関連サーバーのセキュリティープログラムをアップデートする過程で発生したという見方も出ている。
行政安全部は事態の発生を認知した直後(17日午前)、原因究明および復旧に入った。正午ごろ「セオル」などが一度稼働したが、午後1時ごろまた停止した。結局、午後6時の日課終了まで業務は正常化しなかった。IT業界の関係者は「何が問題かを把握する『出発点』を探すのがかなり遅かった」と評価した。19日未明にネットワーク装備を交換して「政府24」から臨時再開された。行政安全部のソ・ボラム・デジタル政府室長は復旧が遅れた背景について「ネットワーク装備が連結しているシステムに(装備)交換による問題が新たに発生しないか、多数が同時に使用する場合に問題が発生しないかなどを検証した」と説明した。
韓国デジタル政府の素顔…53時間後にネットワーク障害の原因究明(2)
この記事を読んで…