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「娘が愛した韓国で…」日本メディアに報じられた日本の梨泰院惨事遺族

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

梨泰院惨事1周忌を2日後に控えた27日午後、ソウル龍山区(ヨンサング)梨泰院の路地に人波を統制するフェンスが設置され、警察官が配置されている。チェ・ギウン記者

梨泰院(イテウォン)惨事の日本人犠牲者である富川芽生さんの父親が娘の1周忌法要で「犠牲者の死を無駄にしてほしくない」と語った。

29日付の読売新聞によると、前日北海道根室市では故冨川芽生さんの1周忌を迎え、故人を追悼する法要が開かれた。

父親の富川歩さんはこの日、娘の遺影を抱いて報道陣に「あっという間の1年だった」として「最初は悲しくて悲しくて。まだまだやりたいことがたくさんあったはずなのに…」と声を詰まらせた。


また「犠牲者の家族、友人たちは体と心に大きな傷を負った」として「犠牲者の死を無駄にしてほしくない」と話した。

この日の法要式には故人の家族以外にも韓国の友人2人を含め約20人が参加したと伝えられた。

報道によると、17日、駐札幌韓国総領事館の裴炳洙(ペ・ビョンス)総領事は根室市にある故人の自宅を訪問し、犠牲者の両親に会った。富川歩さんは裴総領事に「娘の大好きな韓国で二度と事故を繰り返してはならない」と訴えた。

裴総領事は「韓国を愛してくれた芽生さんのことを韓国人は忘れない。しっかり対策を講じる」と応えたと読売新聞は伝えた。

当時26歳だった富川芽生さんは、ウェブデザイナーとして働いていたが退職後昨年6月、ソウルで留学生活を始めた。

高校時代から韓国が大好きだった芽生さんは、韓国語や韓国文化を学ぶために晩年留学を選んだという。

家族に「後で韓国と日本をつなぐ仕事をしたい」と抱負を語ったが、留学4カ月で被害にあった。

昨年の梨泰院惨事では、芽生さんを含め日本人女性2人が犠牲になった。



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