東京の繁華街でハロウィーンの名所として有名な渋谷区が今年のハロウィーン期間中の訪問を控えるよう呼び掛けた。

共同通信によると、渋谷区の長谷部健区長は１２日の会見を通じ「韓国・ソウルの雑踏事故のようなことが起きてもおかしくない。ハロウィーンが目的なら渋谷に来ないでほしい」と訴えた。明示はしなかったが昨年梨泰院（イテウォン）で発生した事故に言及したものとみられる。

長谷部区長は、訪日外国人をはじめ多くの来訪が予想されることから「安全性に強い危機感がある」と懸念した。また、路上飲酒が常態化し、けんかやごみの散乱が問題となっており、渋谷はハロウィーンイベントの場所ではないと繰り返し強調した。


渋谷区はハロウィーン期間などの迷惑行為を防ぐ条例に基づき来月２７日夕方から１１月１日明け方まで渋谷駅周辺での路上飲酒を禁止する。