世界的なK-POPグループBTS(防弾少年団)が2018年10月6日夜(現地時間)、米ニューヨークのシティ・フィールドで『Love Yourself』の北米ツアーの最後を飾るフィナーレ公演を行っている。[写真 BIGHIT MUSIC]
関税庁輸出入貿易統計によると、今年1~6月のアルバム輸出額は1億3293万4000ドル(約184億円)で、昨年同期比17.1%増加した。これは上半期基準では過去最高だ。
上半期のアルバム輸出対象国を見ると、日本が4852万3000ドルで1位だった。続いて米国2551万9000ドル、中国2264万ドルの順だった。その後、ドイツ、台湾、香港、オランダ、カナダ、英国、フランスが上位10カ国入りした。
特に、世界最大の音楽市場とされる米国が中国を抜いてアルバムの輸出対象国2位に上った点が注目される。年間アルバム輸出額基準で2012年以来2020年を除いて、昨年まで中国は日本に次いで輸出対象国2位だった。
何よりも米国で爆発的な人気を集めたBTSのチーム活動がなかったにもかかわらず、目覚ましい成果を収めた。BTSメンバーのジミンはソロアルバムタイトル曲『Like Crazy』でK-POPソロ歌手史上初めて米国ビルボードメインシングルチャート「ホット100」入りと同時に1位という記録を塗り替えた。一時「中小アイドルの奇跡」と呼ばれたFIFTY FIFTY(フィフティフィフティ)は『CUPID』で「ホット100」に16週連続で入る成果を上げた。
韓国音楽コンテンツ協会のチェ・グァンホ事務総長は「北米市場でBTSとBLACKPINKに代表されたK-POPが今は一つのジャンルに位置づけられた」とし「コンテンツが特定地域でヒットするためには特定の『きっかけ』以降、ある程度時間が必要だ。BTSが2017年、米国ビルボード・ミュージック・アワード(BBMA)で初めて賞を受賞して以来、K-POPが定着するまで数年かかった」と分析した。
また「K-POPの実物アルバム市場は大きくなったが、『CUPID』の成功事例から分かるようにストリーミング市場はまだ成長の余地が大きい」として「(K-POPは)まだ頂点ではない」と強調した。
この記事を読んで…