国際博覧会機構(BIE)現地調査団が先月4日、釜山駅広場に到着し、歓迎する市民に手を振っている。ソン・ボングン記者
「十分に競い合えると思う。結局は残りの6カ月間、我々がどのようにするかにかかっている。今から本格的な勝負が始まったと見ればよい」
エキスポ招致状況は釜山とリヤドが競合するという分析が多い。
--釜山のエキスポ招致戦は国家均衡発展レベルでも意味が少なくないようだ。
「大韓民国は首都圏という1つの車輪だけで動いている。今はもう南部圏というもう一つの車輪を作らなければいけない。南部圏が活性化し、大韓民国が両輪で動く国になれば多くの問題が解決する。この南部圏の発展の軸を構築するのにエキスポが大きく寄与するだろう。加徳新空港と大邱慶北新空港も補完的に運営することができるとみる。広域交通網で大邱(テグ)と慶北(キョンブク)を含む南部圏を1時間以内でつなぐことができる。小さいところで競争的にするのでなく、統合的に構想しててシナジーを出せるようにしなければいけない。南部圏がメトロポリタン経済圏になるようにするのが重要だ。エキスポがその契機をなると考える」
--しかし昨年の地方選挙をきっかけに現行法上のメガシティ計画である釜山・蔚山(ウルサン)・慶南(キョンナム)(釜蔚慶)特別連合が失敗に終わり、代わりに経済同盟を推進しているが。
「経済同盟も特別連合も内容的にはほとんど同じだ。慶南や蔚山は効率性が落ちるという理由で特別連合に反対した。中央で権限を行使せずに枠だけをもう一つ作れば非効率で、毎年200億ウォン(約20億円)程度の行政費用もかかるということだ。これも一理があるため、我々(釜山)が受け入れる代わりに経済同盟をしようと言って開いている。(3団体間の)インフラ共同構築、研究開発、産業的分業などを深めることが重要だが、こういうものはすべてしている。釜蔚慶より柔軟で堅固な協力方式の経済同盟を通じて、首都圏に対抗するもう一つの成長軸を作っていく」
--「金融ハブ釜山」の夢は進んでいるのか。
「釜山は国際物流都市だ。世界2位の積み替え港と世界7位のコンテナ港を持つ。港町が金融機能を持つのは極めて自然なことだ。金融都市プロジェクトがかなり以前から始まった理由だ。しかしソウルの強力な吸引力のため、釜山は国際金融都市としての機能を十分に果たせなかった。そのためには政策金融機能をする機関が来なければいけない。産業銀行の誘致はその一環だ。産業銀行が南部圏の新産業育成のために政策金融の役割をすれば金融ハブがもう一つ生じる可能性がある。釜山が香港やドバイのようになれば南部圏全体が活性化する。釜山を物流と金融が結びついた都市にするのが我々の夢だ」
来月のPTが釜山エキスポ招致の分岐点…勝負はこれから(1)
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