韓国の首都ソウル
「ソウルと都市(Seul and the city)」というタイトルの週末版特集記事は、韓国の首都ソウルについて「音楽から映画、先端技術、ファッションまで、新しく開花する非凡な文化と経済の象徴になった」と評した。
ほとんどの海外メディアが一般的にアイドルグループであるBTS(防弾少年団)やBLACKPINK(ブラックピンク)など韓国の文化競争力を集中的に取り上げるのに対し、ラ・レプッブリカはソウルの経済・歴史・ファッション・不動産なども立体的に取り上げた。
同紙の北京特派員であるGianluca Modolo記者は、仁川(インチョン)空港から始まり、COEX(コエックス)、景福宮(キョンボックン)、光化門(クァンファムン)、乙支路(ウルチロ)世運(セウン)商店街、明洞(ミョンドン)、南大門(ナムデムン)、仁寺洞(インサドン)、東大門(トンデムン)広場、漢南洞(ハンナムドン)リウム美術館、梨泰院(イテウォン)、弘大(ホンデ)などソウルの観光名所を回り、関連内容を記事に掲載した。
Modolo記者は「韓国はいち早く経済を越えて文化強国に生まれ変わった」とし「今や全世界は韓流に占領された。韓流は20年前に始まり、今では世界各地に広がっている」と書いた。
続けて「韓流シンドローム」が「何でも早く、またうまくやろうとする韓国人の国民性と結びついている」とし「国家レベルの積極的な支援も大きな原動力になった」と分析した。
特に「70年前まで戦争の被害が大きかった国がグローバル文化創造国家に生まれ変わった」と評した同氏は「韓国政府の積極的な投資と支援の下、文化分野で発展したソフトパワーが、イタリアの面積の3分の1ほどの小さな国をアジア、そして世界の中心に力強く立たせた」と書いた。
ただし、記事はソウルの暗部もあわせて紹介した。Modolo記者は▽半地下住宅20万世帯▽上がらない賃金▽変化のない採用市場▽高騰する住宅価格--などをソウルの問題点として挙げ、「若者にとってソウルはますます接近しにくい都市になっている」と伝えた。
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