金建希(キム・ゴンヒ)氏が23日、ソウル中区の韓国観光公社広報館で開かれたK観光協力団発足式に出席し、李富真(イ・ブジン)「韓国訪問の年」委員会委員長(右)、広報大使チャウヌさんと共に現場職員の公演を観覧している。金氏はこの日の発足式で「韓国訪問の年」委員会名誉委員長を務めた。 [写真 大統領室]
金氏は21日の韓独首脳会談をきっかけにショルツ独首相の夫人ブリタ・エルンスト氏に会った。この席で「ドイツ博物館が所蔵中の韓国文化財に関連し、両国の共同出処調査など具体的な協力が行われることを望む」と要請した。エルンスト氏は「ドイツ政府が文化財返還に関心と努力を傾けている」と述べ、協議していく意向を明らかにした。
金氏は先月の米国国賓訪問でもボストン美術館を訪問し、文化財返還の必要性に言及した。ボストン美術館が保有する高麗時代の文化財の返還をめぐる議論再開の必要性に言及し、「これは韓米同盟70周年を迎えた今年、非常に意味深いことになるはず」と強調した。ボストン美術館側は「関連機関と必要な協議をする」と話した。
岸田文雄首相夫人の岸田裕子氏との関係も注目を引く。金氏はG7首脳会議期間に裕子氏と広島市内のお好み焼き店で昼食会をした。今月初めの岸田首相の訪韓当時、官邸夕食会で金氏が広島風お好み焼きに関心を示したことを受け、裕子氏が準備したという。
金氏は23日には李富真(イ・ブジン)「韓国訪問の年」委員会委員長(ホテル新羅社長)の要請でK観光協力団発足式に出席し、「韓国訪問の年」委員会名誉委員長職を務めた。金氏は「韓国は本当に魅力的な国であり、私たちの文化の地位は世界最高水準にある。K観光が世界の人のバケットリストになるように支援する予定」と述べた。大統領室の関係者は「文化と観光の連係を考慮していく」と話した。
金氏の活動に対して与党内では前向きな評価が出ている。イ・ヨン国民の力議員は24日、YTNラジオ番組に出演し、「大統領が忙しい日程でできないことは夫人が代わりにしていて、尹大統領の支持率にプラスになる」と述べた。
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