リチャード・フォンテーン新アメリカ安全保障センター(CNAS)理事長
しかし先に考慮すべき懸案もある。最も重要なのは米国の核の傘であり、韓国の自国守護のための拡大抑止への依存だ。平壌(ピョンヤン)は2022年の1年間、過去最多となる95発のミサイルを発射し、核ドクトリンを変更して核使用ハードルを下げた。もう「完全で検証可能かつ不可逆的」な非核化ははるかに遠くに見え、現実的な軍縮の可能性も見えない。平壌が対韓国先制打撃に言及しながら衝撃的な脅威を与え続ける状況で、韓国が米国の保護とその信頼性に対する確信を得ようとするのは驚きでない。
「韓国は格上げされた地位を実感、G7拡大してG8に入るべき」(2)
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