ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)
オランダ代表は9日、台湾台中インターコンチネンタル球場で行われたWBC1次ラウンドA組第2戦でパナマ代表に3-1で勝利した。前日(8日)にアマチュア野球最強のキューバに4-2で勝利したオランダは2連勝でA組単独トップに立った。
オランダは1次ラウンドで台湾戦、イタリア戦を残している。戦力の差が大きいチームであり、組1位で8強入りする可能性が高まった。
「南米の伏兵」パナマは1勝1敗で組2位。パナマは前日に台湾に12-5で大勝した勢いを継続できなかったが、A組最強のオランダと終盤まで接戦し、相当な戦力を見せた。
オランダはこの日、韓国の野球ファンもよく知るメンバーで打線を組んだ。昨年までメジャーでプレーしたプロファーと起亜タイガーズ出身のバーナディナがテーブルセッターを務めた。MLB最高遊撃手の一人ボガーツが3番、ヤンキース主戦内野手だったグレゴリアスが4番、日本プロ野球シーズン最多本塁打(60本)記録を持つバレンティンが6番に入った。
オランダは3回裏二死からボガーツがパナマ先発バリア(LAエンゼルス)から左翼に先制ソロを放ち、先制した。また5回裏一死からプロファーのソロ本塁打で点差を広げた。
オランダは6回表に1点を失って2-1と追い上げられたが、8回裏にボガーツのバットと足で勝利を固めた。先頭打者のボガーツは左翼線に二塁打を放ち、犠牲バントで三塁に進塁した後、相手チームの暴投でホームを踏んだ。
ボガーツは4打数3安打(1本塁打)1打点2得点をマークし、攻守で活躍した。プロファーも3打数2安打(1本塁打)1四球1打点1得点で勝利に貢献した。
オランダは2013年、17年WBCと、2大会連続でベスト4入りした強豪チーム。今回の代表チームにもオランダ領キュラソー島出身のメジャーリーガーが多数合流し、4強以上を狙っている。A組1・2位チームは準々決勝ラウンドで韓国が属するB組1・2位チームと4強進出をかけて対戦する。
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