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ロシアとウクライナの戦争1年、国際政治激変…「ツァーの没落招いた日露戦争再演されるだろう」(2)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
Q:ウクライナの準備状況は。

A:「ロシアの総攻勢が戦線を突破できるだろうか。われわれはそうではないとみる。ロシアはミサイルも、熟練した兵士も不足した状態だ。ただよく訓練された新兵が大規模に投入されるかもしれないというのが脅威要素だ。いまロシアは兵力を失っても気にせず押し進める旧ソ連式の戦術をそのまま使っている。これを防ごうとするなら(ウクライナ領土の)後方にあるロシア指揮部を打撃しなければならない。長距離ミサイルと戦闘機がそのため必要だ」。

Q:すぐに解決すべき課題があるならば。


A:「長くなった戦線を減らすことが急務だ。東部ドンバス地域からクリミア半島まで続いたロシアの陸路回廊を断つことも重要だ。陸路を通じたロシアの補給路さえふさげればクリミア半島収復まで可能になるだろう」。

Q:戦争が長期化する兆しを見せている。

A:「開戦から1年間われわれは十分な兵器支援されあればいくらでもしっかり戦えるという事実を立証した。開戦初期にわれわれにスティンガー対空ミサイルとジャベリン対戦車ミサイルなどゲリラ性兵器を与えた西側がいまは戦車など重兵器を与えているのではないか。ただ、いまの兵器だけでは戦争に勝てない。韓国を含むさらに多くの国がわれわれを手助けしてこそ戦争が終わる」。

インタビューを終えた後、クザン氏は「記事に事務所の場所を出さないでほしい」と繰り返し求めた。セキュリティ上の理由だ。現在ウクライナ国防省の官僚らは1カ所に集まらずそれぞれ異なる事務所に勤務しているという。

ウクライナで会った市民も国際社会の兵器支援を声をそろえて訴えた。開戦初期に義勇兵として銃を取ったというジェーニャ(30)は「近く東部戦線に支援物品を渡しに行く予定。われわれに必要なものは兵器だけだ。勇気と勝利に対する思いは十分だ」と話した。

キーウ市内のカフェで会ったニコライ(25)は最近西側が支援を約束したドイツ製レオパルト2戦車と米国製エイブラムス戦車を喜ぶ市民の様子を写した動画を見せてくれた。80万回ほど再生されたこの動画が上がってきたアカウントの名前は「セントジャベリン」。今回の戦争で活躍した米国製ジャベリン対戦車ミサイルがまるで守護聖人のようだとして付けたニックネームだ。ニコライは「ウクライナ人はこうした動画を見て戦争の恐怖を乗り置けている」と話した。


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