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ドンバス要衝地が陥落も…「ロシア軍の戦闘力消耗でウクライナに勝算」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ウクライナのゼレンスキー大統領。[写真 ウクライナ大統領室]

ロシア軍が25日(現地時間)、ウクライナ戦争の勝敗を分ける「ドンバス戦闘」で要衝地セベロドネツクを制圧した。ロイター通信は「南部港町マリウポリの陥落以来、今回の戦争でロシアが収めた最大の勝利」と伝えた。

◆セベロドネツク陥落

米CNN放送とニューヨークタイムズ(NYT)によると、ロシア国防省のコナシェンコフ報道官はこの日、「ロシア軍の攻撃が成功し、セベロドネツクを完全に解放した」とし「(セベロドネツク内の)アゾト化学工場を最後の抗戦地にして抵抗を続けていたウクライナ軍の試みは挫折した」と述べた。


ウクライナ側もセベロドネツクがロシアの手に渡ったことを認めた。セベロドネツクのストリュク市長は「都市がロシアの統制下に入った」とし「ロシア軍は自分たちの指揮官を任命し、ロシアの秩序を整えている」と明らかにした。

これに先立ちルハンシク(ルガンスク)州のハイダイ知事は24日、セベロドネツクに駐留中のウクライナ軍の最後の部隊が防御不可能であるため撤収するよう命令を受けたと伝えた。ハイダイ州知事は「数カ月間にわたるロシア軍の波状攻勢で崩壊した陣地に単に残留を目的に残っているのは戦死者を増やすだけだ」とし、消耗戦に持ちこたえることができなかったウクライナ軍が退却したと明らかにした。ウクライナはルハンシク州の最後の都市リシチャンスクで抵抗を続ける計画だ。

◆WP「ロシア、近く資源減少…一時停止に」

ロシアがドンバスで「遅い前進」で占領地をじわじわと拡大し、戦勢がロシアに有利になっという懸念と同時に、ロシアがこうした攻勢をいつまで維持できるだろうかという疑問も強まっている。

ワシントンポスト(WP)は西側の情報機関と軍事専門家の分析を引用して「ロシア軍の弾薬消費ペースが非常に速く、装備と兵力の損失が大きい」とし「近いうちにロシア軍が前進をやめて『一時停止』状態に入るとみられる」と報じた。ジョンソン英首相も独メディアのインタビューで「「ロシア軍は使用可能資源をほぼ使い果たし、これ以上前進するモメンタムがない状況を迎えるだろう」とし「ロシアの戦闘維持力は数カ月以内に終わるはず」と述べた。

ロシア内部でも兵力減少に対する懸念が出ている。ロシアの軍事ブロガーはテレグラムに「ロシアの防御ラインは1000キロ以上もあり、勝機をつかむには50万人以上の軍隊が必要だ」と推算し、「現在ロシアは大規模な特殊軍事作戦を継続する十分な体力がないようだ」と分析した。

ウクライナ軍の後退については「戦略的後退」という評価も出ている。ウクライナ軍が兵力を再整備して、ロシア軍を狭い局地に追い込むための作戦ということだ。

WPによると、ロシアはドンバス戦闘のために倉庫にあった旧式タンクまですべて引き出した状態だ。一方、ウクライナは西側の先端武器が次々と到着し、再武装に入った。先週フランスのカエサル曲射砲が戦場に投入され、ドイツの自走砲パンツァーハウビッツェ2000、米国の高速機動砲兵ロケットシステム(HIMARS)もウクライナに到着した。

米国の在欧陸軍司令官を務めたベン・ホッジス氏は「ウクライナは数カ月以内に西側が支援した先端精密武器で再武装して反撃するのに十分な状態になるはずだが、ロシアは旧式装備への依存度が高まり、状況が悪化するはず」とし「ウクライナが勝利すると楽観している」と述べた。

米国海軍分析研究所(CNA)のロシア研究責任者は「ウクライナは現在、厳しい時間を迎えているが、崩壊の危険に直面したわけではない」と述べた。



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