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「テニスへの情熱が冷めた?」憶測覆す…大坂なおみ、妊娠をサプライズ公開

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

大坂なおみが11日に公開した妊娠関連の超音波写真。[Naomi Osaka インスタグラム]

「将来に向けてたくさんの楽しみな事があります。それらの一つには自分の子供が私の試合を観て『あれが私のママ』と誰かに言うことです(笑)」。

テニス界のトップスター大坂なおみが11日(現地時間)、妊娠の便りを伝えながらこう綴った。大坂は全豪オープンなど世界の大舞台への不参加意思を表明して、「テニスへの情熱が冷めたのではないか」などのうわさが飛び交っていた。だがただの憶測だった。大坂はこの日インスタグラムなどを更新して超音波写真を掲載した。そこには胎児の姿が鮮明に写っていた。写真の下に大阪は「Can’t wait to get back on the court but here’s a little life update for 2023.(コートに戻るのが待ちきれない。でも2023年は少しばかり人生に素敵な変化がある)」と綴った。

大坂は未婚だ。私生活について公開席上で話すことは避けているが、恋愛の事実自体は公開した。相手は1997年生まれの同い年ラッパーのコーデー(Cordae)。米国ピープル(People)紙によると、2人は2019年に交際を始めた。最初のデートは米国バスケットボールNBAのLAクリッパーズ戦の観戦だった。ロマンチックな選択だった。2人が初めて知り合ったのもその前年の同じチームの試合を偶然一緒に観覧したためだ。2人は初めてのデートで観覧席に座り、互いを愛しそうに見つめる写真も公開した。2021年にはニューヨーク・メトロポリタン博物館(MET)の例年行事である「METガラ」にも手をつないで登場した。


韓国ではやや馴染みの薄い名前だが、コーデーは2019年にデビューアルバム『The Lost Boy』発売直後、同年のグラミー賞「最優秀ラップアルバム」と「最優秀ラップ・ソング賞」にノミネートされたほどの実力を誇るミュージシャン。クラシック・ヒップホップを愛好していた父親のもと、メリーランドの実家ではヒップホップを聞いて育った。10代からラップを主な武器に曲作りを始めてその名が広まり始めた。大学にも入ったものの、入学後「自分とは合わない」と感じて中退の道を選んだ。コーデーという名前は父親がつけた本名だ。

世界最高のテニススターと熱愛中だが、コーデーは2019年まではテニスについて門外漢だったという。コーデーは2019年に大坂とともに応じた米雑誌GQとのインタビューで「初めて会った時はテニスのことは全く分からなかったので(ビーナス&セリーナ)ウィリアムズ姉妹の話だけをした」と言って笑った。今でも「テニスは自分とはあまり合わない」と言いながらも大坂の試合には応援のためによく登場する。ピープル紙は11日、「2人は毎日ジムで一緒に運動し、デートをする」とし「ファッションや精神健康に対する関心も共有する若いセレブカップル」と伝えた。

大坂は2021年、辛い一年を送った。自分に向けられるスポットライトと優勝に対する重圧で試合を棄権したこともある。当時大坂の支えになった存在がコーデーだったという。同い年の26歳でZ世代(90年代中盤から2000年代初期に生まれた世代)の価値を共有する2人が互いに「辛いなら休みを取りながらやってもいい」と互いを応援している。

大坂は1年間妊娠出産だけに専念するという立場だ。ハイチ系米国人と日本人の両親の間に生まれた大坂は米国で成長したが日本代表だ。2020年東京夏季オリンピック(五輪)開幕式で最終聖火ランナーに選ばれた。大坂は2018年と2020年全米オープン、2019年と2021年全豪オープンで女子シングルス部門の優勝トロフィーを手にした。現在のランキングは世界42位とやや振るわない。「母」になる大坂の選手生活シーズン2が注目される。



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