アルカスTV所属の写真記者アル・ミスラムさん。[ツイッター キャプチャー]
スペインのスポーツ紙マルカは11日、カタールの放送局アルカスTVの写真記者アル・ミスラムさんが大会取材中に死亡したと報道した。
アルカスTVはアル・ミスラムさんの死亡のニュースを生放送で短く言及しただけで具体的な死亡の経緯などは明らかにしなかった。アル・ミスラムさんの死亡推定日は10日だ。
現地メディアのガルフタイムズはこの日、こうした死亡の知らせをソーシャルメディアを通じて伝え遺族に哀悼の意を示した。
これに先立ちサッカー評論で有名な米国籍の記者グラント・ウォールさんが9日にルサイルスタジアムで行われたアルゼンチン対オランダの準々決勝戦の取材中に記者席で急死した。ウォールさんは倒れた後に応急措置を受けドーハ市内の総合病院に搬送されたが結局死亡が確認されたた。
死亡原因はまだ正確に明らかになっていない。ただ最近は体調がよくなかったという。
最近ウォールさんは自身のウェブサイトに「体が故障したようだ。3週間睡眠時間が不足したが激しいストレスの中で働いてばかりいた。10日間風邪をひき、米国対オランダ戦が開かれた日(4日)の症状がさらに深刻だった。胸に強い圧迫と不快感がある」と投稿していた。
メインメディアセンターに設けられた医療室で気管支炎の診断を受けた彼は処方された薬を服用したが症状は改善しなかった。
一方、アル・ミスラムさんの急死が伝えられ現在までW杯カタール大会で取材中に死亡したジャーナリストは2人に増えた。
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