2022カタールワールドカップのロゴ。
報道によると、イランの選手らは21日、B組第1戦のイングランド戦で国歌斉唱を拒否し、イスラム革命防衛隊(IRGC)要員との会議に招集された。消息筋は、選手らが今後、国歌を歌わなかったり、いかなる形でも反政府デモに参加する場合、家族が拷問を受けたり監禁されたりするという話を聞いた、と伝えた。
イランの選手らは25日のB組第2戦のウェールズ戦では国歌を斉唱した。
W杯期間中にカタールでイランの保安要員活動を観察するこの消息筋は、数十人のイスラム革命防衛隊要員が自国選手が選手団の外部活動や外国人との接触など禁止事項を違反しないかも監視していると伝えた。
またイスラム革命防衛隊の要員らは選手を脅迫した後、ポルトガル出身のカルロス・ケイロス・イラン代表監督に別に会ったと伝えられた。ただ、消息筋は具体的な対話内容は明らかにしなかった。
この消息筋はイラン当局がイングランド戦を控えて選手らに乗用車など贈り物を約束したが、選手らが国歌斉唱を拒否すると、家族と選手を脅迫する方向に転換したと説明した。
特に消息筋は「イラン政権がウェールズ戦ではファンの間に偽の応援ムードをつくろうと数百人の演技者を投入した」とし「次の米国戦には演技者投入人員を数千人に増やす計画」と話した。イラン-米国戦は30日午前4時に行われる。
イランでは9月、ある女子大生がヒジャブ未着用を理由に逮捕されて死亡した事件をきっかけに、反政府デモが2カ月間続いている。一部のイランサッカー選手はW杯開幕前から反政府デモを支持する意思を明らかにした。
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