パウロ・ベント監督が選手らの無理なスケジュールに対し強い口調で不満を示した。

ベント監督率いる韓国サッカー代表チームは１１日午後８時、華城（ファソン）総合競技タウンでアイスランドとの親善試合を行う。２１日に開幕する国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）ワールドカップ（Ｗ杯）・カタール大会前に開かれる最後の親善試合だ。

１０日にオンライン記者会見に出席したベント監督は、「アイスランド戦はＷ杯前最後の試合のためとても重要な試合になるだろう。招集中に訓練したことなどを土台にして試合を進める予定」としながらも、「だがあすの試合だけを考えてチームを準備したのではない。あすも良い内容と結果を出せるよう準備するが、Ｗ杯でどんなことができるのかとともにもう少し大きいことを考えて準備した」と明らかにした。


ベント監督は「キム・ジンスとキム・ムンファンは特にＫリーグ終盤に多くの試合を消化した。２人は優勝の可能性がないのに最後の試合でそれぞれ９０分と６０分出場した。プレーオフとＦＡカップ決勝とも２回戦で進められたが、試合の間隔は７２時間以下だった。実際選手らの休息は必要なく重要なのはお金とスポンサーではないのかと思う」として不満を示した。

最後にベント監督は「私が見るには韓国では代表チームを重要と考えていないようだ。８月にもそのような姿を見ることができた。Ｗ杯で良い競技力を見たがっているようだが、チームや選手を正しいやり方で助けようという考えがないようだ」と話した。