【韓国梨泰院圧死事故】1時間下敷きになった生存者「クラブの従業員が泣きながら救助…麻薬にかこつけて侮辱しないで」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
2022.11.08 10:51
梨泰院(イテウォン)事故当時、1時間ほど下敷きになっていたが近くのクラブの従業員の助けで救助された生存者が、救助者に感謝の気持ちを伝える一方、犠牲者に対する揶揄を止めてほしいと訴えた。
ネットユーザーのA氏は5日、ツイッターに「梨泰院事故の初期から下敷きになっていたが救助された生存者」と自身を紹介し、経験談を語った。
A氏によると、A氏は当時、友人らと一緒に午後9時30分頃、事故が発生した路地に行った。A氏は「例年と異なり、人々が右側通行の秩序を守っていなかった」とし、「両側から隙間を縫って入って来ようとする人達で込み合い、押された」と話した。
A氏は「以前の数年間も人が多かったが、皆が経験するような地獄シーズン(混雑期)の程度だった」とし「(以前は)秩序がそれなりに維持されていたため、人が多くても道の真ん中で人々が写真を撮るのが十分可能だった。人気のコスチュームは道で列に並んで撮るほどだったが、今年は絶対に違った」と主張した。
A氏は込み合って地下鉄の終電に乗り遅れそうだと思い、路地から抜け出そうとした。
A氏は「ちょうど、反対方向の人たちがスムーズに通って行ったから、私も流れに沿って方向を変えた。それが正確に10時3分だった」とし「路地の入口に着いて出ようとした瞬間、人々に押されて友人たちと離れ離れになり、押されて地下にあるクラブの入口に10人程度が集団で倒れているのを見た」と説明した。
続けて「クラブの従業員たちが引き出そうと頑張っていた。人々はそのクラブに入ろうとしたとか、麻薬に酔っていたわけではなかった」とし「両側とも壁で、そこが開けた空間だから、押されて倒れただけだ。麻薬にかこつけて侮辱されないことを願う」と強調した。
その瞬間、A氏も後ろから押されて倒れている人たちの上に半分くらい倒れこんだという。119番に通報するために携帯電話を持ったが、また別の人が倒れてきてA氏の上に覆いかぶさった。その後、A氏は何もできず、1時間も下敷きになっているほかなかった。
この時、クラブの従業員が下敷きになった人達を救助するために孤軍奮闘していたとA氏は話した。
A氏は「私も深呼吸しながら持ちこたえようと努力したが、深呼吸するほどの空間もなかった。浅い呼吸にばかり集中していたら気を失った」とし「そうして、誰かがかけてくれた水で目が覚めた。クラブの従業員とその中の人達が倒れた人達に気絶しないように水をかけて風を当て、手を握って寝てはいけないと叫んでいた。みんな泣きながら必死だった」と話した。
まだ病院に入院中だというA氏は、「ようやく我に返った。このように文章を書く理由は、事件と該当クラブに対して誤解のないことを願い、故人への侮辱がないことを願い、あなたの知人の中にも当事者がいることを知らせるため」と述べた。
さらに、クラブの従業員が経験しているトラウマを懸念した。
A氏は「確かなのは、私よりその方たちのトラウマの方がはるかにひどいだろうと思う。私は下敷きになって彼らの顔と他の人の手だけ見たが、彼らの視野には階段から天井までいっぱいになった人々の頭と自分だけに向かって伸ばされる腕と目ばかりだったはずだ」と話した。
また、「そのクラブには麻薬のようなものは全くなかった。従業員たちは『どうか生きてくれ』と哀願し、人々を引っ張り出して救助し、意識を失った人達を別の場所に移動させたりしていた」とし、「離れ離れになっていた友人たちもクラブの従業員が下敷きになる前に助けて中に入れてくれたという。クラブの従業員の方々の心理治療を最も望んでいる」と付け加えた。
A氏は最後に「死傷者と救助者が皆、凄絶で、絶望的で、必死に絶叫した。これ以上、揶揄がないことを願う」として「以前、揶揄した方々も自身の文章を改めて読んでみてほしい」と求めた。
ネットユーザーのA氏は5日、ツイッターに「梨泰院事故の初期から下敷きになっていたが救助された生存者」と自身を紹介し、経験談を語った。
A氏によると、A氏は当時、友人らと一緒に午後9時30分頃、事故が発生した路地に行った。A氏は「例年と異なり、人々が右側通行の秩序を守っていなかった」とし、「両側から隙間を縫って入って来ようとする人達で込み合い、押された」と話した。
A氏は「以前の数年間も人が多かったが、皆が経験するような地獄シーズン(混雑期)の程度だった」とし「(以前は)秩序がそれなりに維持されていたため、人が多くても道の真ん中で人々が写真を撮るのが十分可能だった。人気のコスチュームは道で列に並んで撮るほどだったが、今年は絶対に違った」と主張した。
A氏は込み合って地下鉄の終電に乗り遅れそうだと思い、路地から抜け出そうとした。
A氏は「ちょうど、反対方向の人たちがスムーズに通って行ったから、私も流れに沿って方向を変えた。それが正確に10時3分だった」とし「路地の入口に着いて出ようとした瞬間、人々に押されて友人たちと離れ離れになり、押されて地下にあるクラブの入口に10人程度が集団で倒れているのを見た」と説明した。
続けて「クラブの従業員たちが引き出そうと頑張っていた。人々はそのクラブに入ろうとしたとか、麻薬に酔っていたわけではなかった」とし「両側とも壁で、そこが開けた空間だから、押されて倒れただけだ。麻薬にかこつけて侮辱されないことを願う」と強調した。
その瞬間、A氏も後ろから押されて倒れている人たちの上に半分くらい倒れこんだという。119番に通報するために携帯電話を持ったが、また別の人が倒れてきてA氏の上に覆いかぶさった。その後、A氏は何もできず、1時間も下敷きになっているほかなかった。
この時、クラブの従業員が下敷きになった人達を救助するために孤軍奮闘していたとA氏は話した。
A氏は「私も深呼吸しながら持ちこたえようと努力したが、深呼吸するほどの空間もなかった。浅い呼吸にばかり集中していたら気を失った」とし「そうして、誰かがかけてくれた水で目が覚めた。クラブの従業員とその中の人達が倒れた人達に気絶しないように水をかけて風を当て、手を握って寝てはいけないと叫んでいた。みんな泣きながら必死だった」と話した。
まだ病院に入院中だというA氏は、「ようやく我に返った。このように文章を書く理由は、事件と該当クラブに対して誤解のないことを願い、故人への侮辱がないことを願い、あなたの知人の中にも当事者がいることを知らせるため」と述べた。
さらに、クラブの従業員が経験しているトラウマを懸念した。
A氏は「確かなのは、私よりその方たちのトラウマの方がはるかにひどいだろうと思う。私は下敷きになって彼らの顔と他の人の手だけ見たが、彼らの視野には階段から天井までいっぱいになった人々の頭と自分だけに向かって伸ばされる腕と目ばかりだったはずだ」と話した。
また、「そのクラブには麻薬のようなものは全くなかった。従業員たちは『どうか生きてくれ』と哀願し、人々を引っ張り出して救助し、意識を失った人達を別の場所に移動させたりしていた」とし、「離れ離れになっていた友人たちもクラブの従業員が下敷きになる前に助けて中に入れてくれたという。クラブの従業員の方々の心理治療を最も望んでいる」と付け加えた。
A氏は最後に「死傷者と救助者が皆、凄絶で、絶望的で、必死に絶叫した。これ以上、揶揄がないことを願う」として「以前、揶揄した方々も自身の文章を改めて読んでみてほしい」と求めた。
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