韓国の今年7-9月期の外国人直接投資が200億ドル初めて突破した。
韓国産業通商資源部は5日に発表した7-9月期外国人直接投資動向を通じて、届出ベース215億2000万ドル(約3兆円)で、昨年同期比18.2%増加したと明らかにした。
これは7-9月期累積届出額ベースにすると歴代最大値で、200億ドルを突破したのも今年が初めてだ。
産業通商資源部は「政府の投資誘致努力や国内の安定した製造インフラ、優秀な人材、革新的技術などの投資の魅力が歴代最大実績の達成に寄与した」と説明した。
ただし、到着ベースで外国人直接投資は111億6000万ドルで、昨年同期実績(119億6000万ドル)と比較すると6.7%減少した。
件数は届出ベース2498件、到着ベース1745件で昨年同期比それぞれ12.7%増えた。
特に半導体、電気自動車(EV)、二次電池など良質の先端産業投資が多数流入して製造業の外国人直接投資が前年同期比152.0%増えた78億ドルを記録した。
これに伴い、全体外国人直接投資で製造業が占める比率は36.2%に達した。
製造業では繊維・織物・衣類(+4,949.1%)、食品(+572.7%),金属・金属加工製品(+528.8%)、電気・電子(+232.1%)、機械装備・医療精密(+136.4%)などの業種で投資が大幅に増加した。
反面、製紙・木材(-95.5%)、非金属鉱物(-81.3%)、輸送用機械(-16.3%)は投資が減少した。
農・畜・水産・鉱業など第1次産業と電気・ガス・水道建設などが含まれたその他業種の届出金額は10億5000万ドルで32.6%増え、全体に占める比率が4.9%となった。
サービス業届出金額は126億7000万ドルで11.5%減少し、全体に占める比率が58.9%を記録した。
国別には米国の投資届出額が71億3000万ドルで昨年同期比115.9%増加し、日本は42.9%増えた10億4000万ドルとなった。
反面、欧州連合(EU)と中華圏はそれぞれ33億ドル、43億3000万ドルで55.0%、14.9%減少した。
届出額を資金別に見ると、新規投資は51.4%増加したが、増額投資と長期借款はそれぞれ0.2%、12.6%減少した。
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