ウェルシュ・コーギー [pixabay]
女王の伴侶犬「ミック」と「サンディ」は19日、厳かに執り行われた葬儀でウィンザー城門の前に座り、女王の最後のお出ましを大人しく待っていた。この姿がメディアに露出し、ウェルシュ・コーギーの人気が高まった。
AFP通信によると、最近、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のパンデミックを経てペットの需要が増えた中、血統の良いコーギー1匹の販売価格が史上初めて2500ポンド(約38万円)を超えた。
現地のペット販売サイト「ペッツ・フォー・ホームズ(Pets4Homes)」はこの日、「1週間前より『コーギー』の検索頻度が約10倍に増えた」と伝えた。
続けて「きょう、繁殖業者が提示するコーギーの価格が最高値を記録し、平均呼び値が3日で2倍に跳ね上がった」と述べた。
エリザベス女王は生涯にわたって愛犬約30匹を育てた。特にウェルシュ・コーギーが好きだった。足が短くて腰が長いウェルシュ・コーギーは活動量が多く、活発な犬種だ。2012年のロンドン五輪(オリンピック)開幕式の時、映画『007』シリーズの主演俳優ダニエル・クレイグ氏がバッキンガム宮殿でエリザベス女王に謁見する場面にもコーギー犬たちが登場した。愛犬協会代表のマーク・ビーズリー氏は「女王が18歳の時、先王ジョージ6世から初めてコーギーの『スーザン』をプレゼントされて以来、『ウェルシュ・コーギー・ペンブローク』種を愛するようになったと知られている」と説明した。
女王の最後の伴侶犬「ミック」と「サンディ」は女王の次男のアンドルー王子と王子の元妻セーラ・ファーガソン元妃が引き取ることになった。
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