エリザベス２世女王が死去した翌日の９日、チャールズ３世（７４）が国王に即位し、夫人のカミラ氏（７５）は王妃となった。全世界のメディアは「英国で一時最も嫌われていた女性が王妃の座に就いた」と伝えた。カミラ王妃は「国民的な嫌われ者」だった。２０２０年英国人を対象にしたＹｏｕＧｏｖの世論調査で好感度はわずか１％だった。チャールズ３世の元妃、故ダイアナ妃を愛した人々は、チャールズ３世の不倫相手だったカミラ氏が王妃になることに反感を持っていた。だが、１３日「カミラ氏が王妃の役割を上手くできるだろうか」という世論調査では５３％が肯定的だと答えた。

カミラ王妃は一度も自分の感情を表現したことがないという。ある英国のジャーナリストは「沈黙と慎重さが彼女のトレードマーク」と表現した。英紙ガーディアンによると、カミラ王妃は嫌われ者のイメージを消すために有名な広報専門家を雇用した。彼女が王室の家族と仲良くしていることを強調した。２０２０年コロナ・パンデミックが迫ると、エリザベス２世女王は自分のボランティア活動をカミラ王妃に任せた。今年２月、女王は「チャールズが王になればカミラが王妃と呼ばれることを願う」と述べた。女王の支持を得た後、カミラ王妃の好感度は急激に上昇した。

カミラ王妃は１８日に公開されたＢＢＣとのインタビューで、「（女王は）男性が支配する世の中で孤独な女性指導者として自らの役割を切り開いた」とし、「女王は永遠にわが人生の一部だった」と述べた。