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韓国「渓谷殺人」被疑者イ・ウンヘ、サイコパス検査の結果基準値超過

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「渓谷殺人事件」で裁判中のイ・ウンヘ被告がサイコパス検査で基準を上回る点数が出た。

仁川(インチョン)地裁は26日、殺人と殺人未遂などの容疑で起訴されたイ被告と共犯のチョ・ヒョンス被告(30)の11回目の公判で証人尋問をした。

検察側証人として出たイ・スジョン教授は「イ被告のサイコパス検査点数は31点だった。対象者(イ被告)に会わず、捜査記録、前科記録、生活記録などに基づいて20項目の質問の採点表に基づいて検査した」と説明した。英米圏では30点を基準とし、韓国では25点以上なら性格的に深刻な問題があると判断する。警察が行ったサイコパス検査で過去最高点を記録した犯罪者は2003年から2004年まで20人を殺害した連続殺人犯ユ・ヨンチョル死刑囚の38点だ。


イ教授はまた、イ被告にサイコパス性向だけでなく自己陶酔的な性格の問題もあると指摘した。彼は「反社会性など2つの部分では満点に相当する点数が出た。対人関係や生活様式なども被害者と搾取関係を形成し、イ被告が(自ら)経済活動をして生きてきたものでなかった点などにより点数が高くなった」と話した。

イ教授はこれに先立ち検察に提出した意見書で、イ被告と被害者はお金を媒介とした搾取関係であり、この関係が固定化して被害者はイ被告に言われるがままに行動する極端な状況だったと評価した。

彼は「被害者は(イ被告から)精神的支配と調整にあったと見るほかない。姉に訴えたり警察に通報できたのに別の可能性は考えることはできない精神的パニック状態だった」と分析した。

この日法廷にはイ教授のほかにも相談心理専攻者である仁川大学のイ・ジヨン教授ら6人が検察側の証人として出席した。

一方、イ被告は内縁関係のチョ被告とともに、2019年6月30日午後8時24分ごろに京畿道加平郡(キョンギド・カピョングン)の渓谷で夫のユンさんを殺害した容疑などで逮捕起訴された。検察は被告らが泳げないユンさんに高さ4メートルの岩から深さ3メートルの渓谷に安全装備をつけないまま飛びませて殺害したと判断した。検察は両被告がユンさん名義で加入した生命保険の保険金8億ウォンを狙って計画的犯行をしたものとみた。



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