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韓国「渓谷殺人」の被告女性が起訴、殺人罪適用…被告は検事非難する記者会見も企てていた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

イ・ウンヘ容疑者とチョ・ヒョンス容疑者 [写真=仁川地検]

韓国「渓谷殺人事件」で夫を殺害した疑いがもたれているイ・ウンヘ被告(31・拘束)とイ被告を助けたとされているチョ・ヒョンス被告(30・拘束)が逃避中も捜査検事を非難する記者会見文を準備するなど緻密な準備を進めていたことが明らかになった。仁川(インチョン)地検刑事2部(キム・チャンス部長検事)は4日、殺人・殺人未遂・保険詐欺防止特別法違反未遂容疑で2人を拘束起訴し、イ被告らの手口を一部公開した。イ被告の起訴は2019年6月30日、京畿道加平(キョンギド・カピョン)のヨンソ渓谷で夫のユン氏(当時39歳)が亡くなって2年11カ月ぶりだ。

検察はイ被告らが泳げないユンさんに4メートルの高さの岩から3メートルの深さの渓谷の水の中に救助装備なく飛び込ませて殺害したと判断した。検察関係者は「渓谷に落ちた被害者を助けないことによって(不作為)殺人を犯したのではなく、計画的に水の中に落として死なせた(作為)殺人行為と判断した。この場合、さらに重い処理を受けることになる」と説明した。

検察はまた、イ被告らが2019年2月と5月にもフグの血などを混ぜたものを食べさせたり、釣り堀に落として尹氏を殺害しようとした容疑(殺人未遂)も認められると判断した。検察は「イ被告が亡くなったユン氏に対して心理的支配(ガスライティング)をしていた」と明らかにした。


検察によると、イ被告は2011年ごろにユン氏と交際を始めてから経済的利益を搾取し、結婚後も他の男性と同居したり交際したりしてユン氏に対する搾取を続けた。検察関係者は「今回の事件の実体は被疑者が被害者を経済的に搾取し、利用価値がなくなると保険金を狙って事前に立てた計画に沿って何度も試みた末に殺害した」と話した。

検察はイ被告が捜査検事を非難する記者会見文を作成して保管しているという内容もこの日の報道資料に含めた。この記者会見文には「高圧的な捜査を受けている」というイ被告の主張が入っている。検察は「調査過程はすべて録画されており、弁護人が参加しているので虚偽主張」という立場だ。



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