全羅南道莞島（ワンド）で行方不明になった家族３人が莞島で過ごす間、他の地域に数回移動した事実が追加で確認された。

２７日のＭＢＣの報道によると、莞島郡はチョ・ユナちゃん（１０）の家族が最初に莞島を訪れた先月２３日から行方不明になった先月３０日まで計３回、海南（ヘナム）と康津（カンジン）方面に車で行き来した事実を確認した。




行方不明になる１週間前から莞島を数回行き来したということだ。

ＭＢＣはユナちゃんの家族がどのような目的でどこに行ったかについてはまだ捜査が行われていないと伝えた。

これに先立ちユナちゃんの家族は先月１９日から今月１５日まで済州（チェジュ）の農村で１カ月過ごすとして学校に郊外体験学習を申請した。しかし学校側は１６日になってもユナちゃんが登校しなかったため家族と連絡を取ろうとしたが、返答がなく、２２日に警察に通報した。

警察はユナちゃんの家族が済州を訪問したかどうかを調べたが、これまでのところ確認されず、農村１カ月体験など地方自治体が運営する行事にも参加していなかったことが把握されたと明らかにした。

ユナちゃんの家族は莞島郡薪智面（シンジミョン）で最後に目撃された。ＹＴＮが公開したＣＣＴＶの映像によると、ユナちゃんの家族は先月３０日午後１１時ごろ宿舎を出た。当時、ユナちゃんはぐったりとした状態で母親に背負われていて、父はその隣で白いビニール袋を持ったまま携帯電話の画面をずっと確認していた。

そして翌日午前０時４０分ごろに母親、午前１時９分ごろにユナちゃん、午前４時１６分ごろに父親の携帯電話の信号が順に消えた。警察関係者は潜水士まで動員して捜索を続けているが、まだ手掛かりはまったく見つかっていない。