韓国でサル痘の最初の感染者が報告された。

２１日にドイツから入国した３０代男性で、２２日午後の遺伝子増幅（ＰＣＲ）検査で最終陽性判定を受けた。現在、仁川（インチョン）医療院で隔離治療を受けていて健康状態は良好だと当局は明らかにした。当局は現在の危機警報水準を「関心」段階から「注意」に引き上げた。


２２日、疾病管理庁は「サル痘疑い患者２人の診断検査の結果、内国人１人が最終的に陽性であることが確認された」と明らかにした。


疾病庁や医療界などによると、韓国最初の感染者は３０代の韓国国籍の男性Ａさんで、２１日午後４時ドイツから入国した。入国前の１８日から頭痛症状があり、入国当時３７度の微熱と咽喉痛、無力症（虚弱感）、疲労など全身症状に加えて皮膚病変を示していたという。

Ａさんはドイツで疑い患者に接触した履歴があることに加えて関連した症状まで現れたため直接当局に申告したという。仁川医療院によるとＡさんは現在まで皮膚の発疹以外には特異事項はないという。まだ国内にはサル痘患者に使用する治療薬がなく、一般的なウイルス薬を投与する形で治療が行われている。