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韓国、対中貿易で初めての赤字…中国半導体企業7万社「人海戦術」広げた(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
半導体設計企業が成長するのは中国内の多様な半導体需要のためだ。半導体設計企業はすでに1600社を超えた。コンピュータ用CPUや携帯電話用アプリケーションプロセッサ(AP)のような14ナノ級以下の最新半導体以外に、日常生活で特定用途に使われる半導体の種類は相当にある。中国企業が小規模で多角化した半導体需要に対応し中低価格半導体設計に集中する様相だ。

(2)低価格型半導体「人海戦術」=現在サムスンと台湾TSMCは3ナノメートル級半導体開発競争が激しい。だが中国1位の半導体製造企業(ファウンドリー)のSMICは14ナノ級工場が上海に1カ所あるだけで、28ナノ級以上だけ製造が可能だ。米国はナノプロセスに必須のオランダASMLの7ナノ級露光装備の中国への輸出も禁止した。

技術確保に支障が出るとSMICは高度な装備が必要でない旧型半導体チップ生産に注力し、これは業績上昇につながった。昨年の中国の半導体生産量は3594億個で、前年比33.3%増加したのも同じ背景だ。国際半導体装備材料協会(SEMI)によると、中国は2年連続世界で最も多くの半導体生産装備を買った国だった。1年だけで296億ドルに達した。最新設備ではなかった。だがブルームバーグは「中国の半導体生産能力の成長は世界が中国の供給にさらに依存することになるということ」と指摘した。


◇半導体企業7万社…AI技術に強み

北京大学韓半島研究所のコ・ヨンファ研究員は「中国に現在7万社を超える半導体関連企業があり、今後韓国は売るより買うものがさらに増えるかもしれない。それこそ中国半導体人海戦術。それでもまだ韓国は中国の半導体現場状況に対する研究が不足しており、先に関連中国企業に対する調査が先行すべき」と話した。

(3)人工知能関連半導体強勢=顔認識や指紋認識、音声認識機能に使われるディープラーニング基盤の中国AI半導体は競争力が高いと評価される。中国の技術開発の流れとかみ合っているためだ。

中国はコロナ禍を経て防犯カメラの顔認識機能や熱感知カメラの性能を強化した。自動運転車開発をリードするために前方の障害物に対する認識誤差を減らす技術に集中した。インテルやクアルコムなどの最新CPU設計やサムスンのメモリー製造能力に追いつくのは困難という判断の下で次のニッチ市場攻略に注力したのだ。

中国清華大学マイクロ・ナノ電子学科のイ・ウグン教授は「いま中国はセンサーやAI半導体分野に投資を大きく増やしているが、今後一気に大当たりするかもしれない。大学もまた莫大な予算支援で高級人材養成に注力しており、中国の半導体産業を注視すべき時期だ」と診断した。


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