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「尹美香は『トン美香』」と言った元議員に…「9950万ウォン賠償しろ」法廷攻防=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

尹美香(ユン・ミヒャン)無所属議員

尹美香(ユン・ミヒャン)無所属議員が、自分のことを「トン美香」(「トン」は韓国語でお金を意味する)と言ったとして田麗玉(チョン・ヨオク)元議員を相手取って起こした名誉毀損損害賠償訴訟の法廷争いが本格化した。15日、ソウル中央地裁民事50単独裁判部は尹議員と娘のキム氏が田氏を相手取って起こした損害賠償訴訟の初弁論を行った。

田氏は昨年10月5日、ブログを通じて「尹美香は『トン美香』」「おばあさんにたかったお金を吸い上げ、ありとあらゆることをやった」「娘の通帳に送った182万ウォン(約19万円)は高級ルームサロンのツケを返したものだという。天罰を受けるに値する」などの内容を主張したことがある。

これに対して尹議員と娘のキム氏は田氏が控訴状にもない虚偽事実を指摘して名誉を傷つけたとし、合計2億5000万ウォンの賠償を要求する民事調停申請を出していた。ただし尹議員側は今回の訴訟で賠償額を9950万ウォンに下げた。


この日の裁判で尹議員側は、田氏がブログに虚偽事実を掲示し、尹議員と娘キム氏の名誉が毀損されたと主張した。しかし田氏側は「お金が不正に使用されたという評価であり、政治的意見を書いたもの」としながら「当時、さまざまな報道機関やYouTubeで182万ウォンをルームサロンのツケに使ったという内容が出てきて、そうだと信じていた」と対抗した。

田氏側はまた「尹議員が国民の代表として資格がないということを政治評論家として指摘した」としながら「公益性によって違法性は認められず、損害賠償の責任はない」と付け加えた。裁判部は両者の意見を追加で聞いた後、7月20日に裁判を終えることにした。

一方、尹議員は市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協・「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」の前身)」の補助金・後援金流用疑惑に関連し、裁判を受けている。検察は2020年9月、尹議員に詐欺・業務上横領など8つの容疑を適用して起訴し、現在1審裁判が行われている。



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