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「指揮官が『歩けるか』と尋ねた後に兵士銃殺」…ロシア兵の衝撃証言

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

写真上の救急箱がロシア兵のもので、下の救急箱がウクライナ兵のものと外信は伝えた。[ツイッター キャプチャー]

「ある負傷した兵士に指揮官が『歩けるか』と尋ねました。兵士が『歩けない』と答えると指揮官は彼を銃で撃って殺しました」。

ウクライナに捕虜として捕まったロシア兵が「指揮官が負傷した兵士らを治療せず殺害している」と衝撃的な主張をした。

ミラーなどが16日に伝えたところによると、ロシア陸軍情報部隊所属のある兵士はウクライナメディアとのインタビューで「負傷した若い兵士が床に横になっていたが、部隊の指揮官が歩くのが難しいという兵士を銃で撃って殺した」と話した。また別の兵士も「重要なことはこうしたことが一度ではないということ。すべて若い兵士らが犠牲になった」と証言した。


残りの兵士は「助けを受けていたなら生きられる兵士たちだったのに(指揮官は)そうせず銃で撃った」と話した。

ウクライナ戦争後にロシアが自国の軍人の安危を考えない状況は相次いで明らかになっている。これに先立ちロシア軍はウクライナ各地の戦場で戦死者を放置して去り、ウクライナ当局が彼らの遺体を収容するという話が伝えられたりもした。

また、ウクライナ政府はロシア軍が戦死者数を隠蔽する目的で戦場に移動式火葬設備を送って遺体を焼却していると主張した。ウクライナ軍に比べ貧弱なロシア軍の救急箱とヘルメットの写真がソーシャルメディアで広がったりもした。ウクライナ政府の主張によると、開戦後のロシア軍の戦死者数は2万5000人に達する。

こうした中、ロシア国営メディアがウクライナ侵攻状況に対し批判する退役大佐の肉声を報道して目を引いた。ワシントン・ポストによると、退役大佐ミハイル・コダリョノク氏は16日にロシア国営放送に出演し「ウクライナ侵攻がロシア当局の説明のように進んでいない」と指摘した。

彼は「結局軍事・政治的立場で主な欠陥はわれわれが完全な地政学的孤立状態にあるということ。認めたくなくても事実上全世界がわれわれに反対している」と話した。

ロシア当局が報道機関と世論を徹底して統制する中でコダリョノク氏は極めて異例のロシアとウクライナの戦争状況に対し加減なく説明した。

彼は「ロシアが『ウクライナ軍の意欲などが危機に置かれている』と伝える情報に気を付けろ。それはすべて偽り」と一喝した。放送進行者が「ウクライナ軍はそんなにすごい部隊ではない」とこき下ろすと彼は「軍の専門性水準は規模より訓練レベルあるいは祖国のため血を流す準備ができているかにより決まる」と反論した。

コダリョノク氏は「率直に、状況はわれわれにさらに悪くなるだろう。軍事と政治的な現実感を維持できなければ近く歴史の現実が苛酷に襲い後悔することになるだろう」と警告した。



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