訪韓中の林芳正外相が9日、ソウルで韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官候補と会って夕食を共にしながら約2時間会談を行った。両者は友好的な雰囲気の中で早期関係改善の必要性に共感したものの、歴史問題に対しては相変らず平行線を辿った。
◆「関係改善が必須不可欠」
外交部はこの日、会談後に報道資料を通じて「両者は最近の厳重な地域情勢下で早期の韓日関係改善が必須不可欠だという認識で一致した」とし「特に最近の韓半島(朝鮮半島)状況および急変する国際情勢下で、韓日・韓日米間の緊密な共助強化が必要だという認識で一致した」と明らかにした。
外交部によると、この日両者は「新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)状況を見ながら韓日間の人的交流を再活性することが望ましい」ということに共感した。朴氏は林外相に対して、韓日間の人的交流を新型コロナ以前に戻すために、金浦(キンポ)-羽田路線の再開、ビザ免除の復元などを推進していくことを提案した。
金浦国際空港と東京羽田空港間をつなぐ路線は新型コロナの余波で2020年3月から2年以上中断された状態だ。先月、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足を控えて日本に派遣された韓日政策協議団も岸田文雄首相に会って路線再開を要請した。これに関連して外交部当局者は「新型コロナ状況を楽観的にばかり見るわけにはいかないが、基本的に人的交流の再活性化が非常に重要であることで(朴氏と林外相の)意見が一致した」と説明した。
◆「金大中(キム・デジュン)-小渕宣言を継承、発展」
朴氏はまた「両国関係の発展のために1998年金大中・小渕宣言(韓日共同宣言 21世紀に向けた新たな韓日パートナーシップ)精神を継承、発展させていく必要がある」と述べた。金大中・小渕宣言は植民支配に対する日本の心からのお詫びと未来志向的な韓日関係の関連内容を含んでいる。
一方、2カ月以上続いているウクライナ事態に関して、朴氏は「ウクライナの早期平和安定のために支援する方案などに対しても今後緊密に協力していく必要がある」と述べた。林外相も「ウクライナに対するロシアの侵攻を強く糾弾する」と述べたと駐韓日本大使館側が伝えた。
また、この日の会談で林外相は「できるだけ早期に朴氏の訪日を期待する」と述べた。外交部当局者は「両氏間の基本的な相性はよく、尹氏-岸田首相の電話会談、韓日政策協議団の訪日、韓日局長級協議、林外相の訪韓まで最近両国間非常に良い流れが続いている」と評価した。
◆相性は良かったが…歴史問題は「平行線」
会談の全般的な雰囲気も、過去よりは友好的だったという評価だ。従来なら日本側が前もって準備してきたメッセージを機械的に読むような態度を見せたとすると、この日の会談では韓国側の立場により配慮して単語選択も繊細にする形に変わったという。
ただし、林外相は強制徴用や慰安婦など歴史問題に対しては「韓国が約束を守らなければならない」という従来の立場を維持したという。在韓日本大使館の塚本康弘・国際報道官はこの日の会談後、取材陣とオンラインで会い「徴用工、慰安婦などの歴史問題が議論されたか」という質問に「両者はさまざまな懸案に対して議論したが、日韓間には1965年合意(日韓請求権協定)がある」とし「その約束を守ることが非常に重要だ」と述べた。
林外相は10日、尹氏の大統領就任式に出席し、個別面談を通じて岸田首相の親書を手渡す予定だ。これは先月、韓日政策協議団が岸田首相と面談の時に手渡した尹氏の親書に対する返信の性格を持つ。日本外相の訪韓は2018年6月当時河野太郎外相の韓国訪問以降、約4年ぶりとなる。
◆「関係改善が必須不可欠」
外交部はこの日、会談後に報道資料を通じて「両者は最近の厳重な地域情勢下で早期の韓日関係改善が必須不可欠だという認識で一致した」とし「特に最近の韓半島(朝鮮半島)状況および急変する国際情勢下で、韓日・韓日米間の緊密な共助強化が必要だという認識で一致した」と明らかにした。
外交部によると、この日両者は「新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)状況を見ながら韓日間の人的交流を再活性することが望ましい」ということに共感した。朴氏は林外相に対して、韓日間の人的交流を新型コロナ以前に戻すために、金浦(キンポ)-羽田路線の再開、ビザ免除の復元などを推進していくことを提案した。
金浦国際空港と東京羽田空港間をつなぐ路線は新型コロナの余波で2020年3月から2年以上中断された状態だ。先月、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足を控えて日本に派遣された韓日政策協議団も岸田文雄首相に会って路線再開を要請した。これに関連して外交部当局者は「新型コロナ状況を楽観的にばかり見るわけにはいかないが、基本的に人的交流の再活性化が非常に重要であることで(朴氏と林外相の)意見が一致した」と説明した。
◆「金大中(キム・デジュン)-小渕宣言を継承、発展」
朴氏はまた「両国関係の発展のために1998年金大中・小渕宣言(韓日共同宣言 21世紀に向けた新たな韓日パートナーシップ)精神を継承、発展させていく必要がある」と述べた。金大中・小渕宣言は植民支配に対する日本の心からのお詫びと未来志向的な韓日関係の関連内容を含んでいる。
一方、2カ月以上続いているウクライナ事態に関して、朴氏は「ウクライナの早期平和安定のために支援する方案などに対しても今後緊密に協力していく必要がある」と述べた。林外相も「ウクライナに対するロシアの侵攻を強く糾弾する」と述べたと駐韓日本大使館側が伝えた。
また、この日の会談で林外相は「できるだけ早期に朴氏の訪日を期待する」と述べた。外交部当局者は「両氏間の基本的な相性はよく、尹氏-岸田首相の電話会談、韓日政策協議団の訪日、韓日局長級協議、林外相の訪韓まで最近両国間非常に良い流れが続いている」と評価した。
◆相性は良かったが…歴史問題は「平行線」
会談の全般的な雰囲気も、過去よりは友好的だったという評価だ。従来なら日本側が前もって準備してきたメッセージを機械的に読むような態度を見せたとすると、この日の会談では韓国側の立場により配慮して単語選択も繊細にする形に変わったという。
ただし、林外相は強制徴用や慰安婦など歴史問題に対しては「韓国が約束を守らなければならない」という従来の立場を維持したという。在韓日本大使館の塚本康弘・国際報道官はこの日の会談後、取材陣とオンラインで会い「徴用工、慰安婦などの歴史問題が議論されたか」という質問に「両者はさまざまな懸案に対して議論したが、日韓間には1965年合意(日韓請求権協定)がある」とし「その約束を守ることが非常に重要だ」と述べた。
林外相は10日、尹氏の大統領就任式に出席し、個別面談を通じて岸田首相の親書を手渡す予定だ。これは先月、韓日政策協議団が岸田首相と面談の時に手渡した尹氏の親書に対する返信の性格を持つ。日本外相の訪韓は2018年6月当時河野太郎外相の韓国訪問以降、約4年ぶりとなる。
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