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渓谷で夫を殺害の容疑者、検察の取り調べで陳述拒否=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

イ・ウンヘ容疑者(31、左)、チョ・ヒョンス容疑者(31) [仁川地検]

「加平(カピョン)渓谷殺人事件」の被疑者として公開手配され16日に検挙されたイ・ウンヘ容疑者(31)が検挙後に検察の取り調べに素直に応じていないという。イ容疑者は弁護人立ち会いの下で取り調べに応じるという立場だという。ともに逮捕されたチョ・ヒョンス容疑者(30)は取り調べには臨んだが非協力的な態度だったという。

イ容疑者とチョ容疑者は保険金を目当てに2019年6月30日に京畿道加平郡(キョンギド・カピョングン)の渓谷でイ容疑者の夫のAさん(死亡当時39歳)を殺害した容疑を受けている。2人は同年2月と5月にもAさんを殺害しようとした容疑も受けている。2人は検察の取り調べを受けていたが昨年12月14日に逃走し、107日目の先月30日に検察が2人を手配して公開捜査に転換した。検察・警察合同捜査チームは聞き込みを通じて2人の隠れ場所を特定した後、イ容疑者の父親を通じて自首を勧めた末に京畿道高陽市(コヤンシ)のオフィステルで2人を検挙した。公開捜査から17日ぶりだ。

逃走が4カ月間続き密航の可能性も出てきたが、2人が隠れていたのは都心の新築オフィステルだった。新築のため空室が多く、エレベータも複数あり隣人と会うことが少なかったものとみられる。このオフィステルの入居率は約70%だ。


検察はイ容疑者らがこのオフィステルを確保する過程に協力者がいたのか取り調べている。刑法上罰金以上の刑に相当する罪を犯した者を隠匿または逃避させた者は3年以下の懲役または500万ウォン以下の罰金だが、親族の場合は処罰を免じる。

法曹界では今回の事件の展開過程からみると、2人が何回も「心境の変曲点」を経るものと予想する。事件発生と逃走、自首までの過程からみると被疑者の心境変化要因と変数がいくつもあるだろうという話だ。特にイ容疑者が逃走前に知人に「逮捕されるようだ」という趣旨で話していたことが把握された。「殺人容疑を認めるものではなかったが、身辺に不安を感じたように見えた」と知人は伝えた。

イ容疑者が父親の説得で自首を決心した点も注目すべき部分だ。警察はイ容疑者らが高陽市内のオフィステルに隠れているという事実を把握し、イ容疑者の両親に協力を求めた。イ容疑者と両親は普段からお互いを気遣い合っていたという。イ容疑者の父親はソーシャルメディアを通じてイ容疑者が連絡するたびに自首を勧めたという。結局16日に父親に電話して「死にたい」と言いながら自首の意思を明らかにしたという。

心境の変化が大きい被疑者であるほど捜査機関で陳述が変わることがあるというのが法曹界の大方の意見だ。イ・ミン弁護士は「自首するというのは量刑に斟酌するためだ。自首しただけに容疑を認めるものとみられる」と分析した。彼は「ただ『囚人のジレンマ』のように、共犯がいる事件だけに主導的な役割を互いに押し付ける可能性もある」と予想する。キム・ハンギュ弁護士は「検察が指名手配を決めたのは容疑立証に自信があるという意味だ。有力な証拠がある状況で被疑者が容疑を否認する可能性は大きくない」と話した。

検察は18日ごろ2人に対する拘束令状を請求する計画だ。検察関係者は「イ容疑者らが受けている容疑事実立証に重点を置いて取り調べている」と話した。



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