「畜生どもめ(bastards)!」
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が23日(現地時間)、首都キーウ(キエフ)の地下鉄駅「マイダン・ネザレジュノスチ(独立広場)」で開かれた大規模記者会見で、ロシアに対してこのように大声を張り上げたと米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が伝えた。
◆「ナチス」「交渉中断」など水位引き上げ
ロイター通信によると、この日ロシア軍が撃ったミサイル2発が南部主要湾岸都市オデッサの地域軍事施設と民間住居建物を打撃した。これによって生後3カ月の新生児を含めて8人が死亡して18人が負傷した。ゼレンスキー大統領は「死亡した赤ちゃんが生まれて1カ月経った時に戦争が始まった」としながら「彼らは畜生どもだ。これ以外に表現する言葉がない」と激怒した。
また、ゼレンスキー大統領はロシアに対して「ナチス」「ロシスト(Rashists・ロシアとファシストを合わせたウクライナの新造語)」などと表現した。フィナンシャル・タイムズ(FT)は「ゼレンスキー大統領は戦争を終わらせるために外交的な道を支持するといいながらも激昂した発言で怒りを抑えられない様子だった」とした。ゼレンスキー大統領が公式的な席でこのような激しい言葉を何度も繰り返したのは初めてだ。ゼレンスキー大統領は戦争勃発から2カ月間、ソーシャルメディア(SNS)に掲載した約200件の映像演説や20余カ国の議会に対するビデオ演説などでは冷静さを失わなかった。
ゼレンスキー大統領はロシアとの平和交渉に対してもよどみない発言を続けた。CNNによると、ゼレンスキー大統領はこの日「マリウポリのウクライナ軍と市民が抹殺され、ロシアが占領したところで偽住民投票を施行するなら交渉を中断する」と断言した。開戦初期、軍事的劣勢のためコーナーに追い詰められてロシアに平和交渉テーブルに出てくるよう求めていた状況とは異なる。
◆米・英・欧州が武器供与
ゼレンスキー大統領が声を高める背景には大幅に増えた西側の軍事的支援がある。今月18日、ロシアがウクライナ東部地域に総攻勢をかける戦争第2段階に突入すると、西側の武器供与が活発化している。米国は開戦以降、ウクライナに対して行った軍事支援規模が34億ドル(約4367億円)に達するが、このうち16億ドルが最近10日間のものだ。155ミリ榴弾砲、M113装甲車、Mi-17ヘリコプターなど重武器を大量に提供した。
FTは「米国がウクライナに重武器を供与するのは大きな変化」としながら「戦争初期はNATO(北大西洋条約機構)とロシアの間の衝突を避けるために防御次元の武器だけを提供していた。しかし米国のジョー・バイデン大統領が今回の事態を『大量虐殺』と非難して重武器を供与している。米国の立場が明らかに変わった」と分析した。
米国が動きだしたことを受けて他の同盟国も先を争って武器供与に参加している。ポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相は23日、「ウクライナに15億ユーロ(約20823億円)相当の武器を供与した」と発表した。だが具体的な武器リストには言及しなかった。英国は今月中に対戦車・対空ミサイルなどが含まれた1億3000万ドル相当の支援を約束したほか、ノルウェーも短距離ミサイル100基と軽量型対戦車火器などを供与することにした。ドイツ、デンマーク、スペインなどでも武器供与が続いた。
これに力づけられ、ゼレンスキー大統領はさらに積極的に武器支援を要請している。ゼレンスキー大統領は23日、「キーウに来るのに手ぶらはダメだ。だからといって我々が贈り物やケーキを待っているわけではない。特定の武器を期待している」と強調した。最近キーウを訪問する指導者大多数が軍事支援を約束してゼレンスキー大統領の発言程度がさらに高まった。
◆「ヘルソンでロシア将軍少なくとも2人死亡」
NYTによると、ウクライナ軍は22日、ロシア軍が占領したヘルソンの交戦地域でロシア第49連合軍指揮所を攻撃し、少なくともロシア将軍2人が死亡して他の高位将校も深刻なけがを負った。ロシア側はまだ反応を示していないが、事実なら今回の戦争で少なくとも10人のロシア軍将軍が命を失った。東部戦線と関連し、米国戦争研究所(ISW)は23日「ロシア軍がドネツィク(ドネツク)とルハンシク(ルガンスク)地域で大きな利益を得られなかった」と伝えた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が23日(現地時間)、首都キーウ(キエフ)の地下鉄駅「マイダン・ネザレジュノスチ(独立広場)」で開かれた大規模記者会見で、ロシアに対してこのように大声を張り上げたと米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が伝えた。
◆「ナチス」「交渉中断」など水位引き上げ
ロイター通信によると、この日ロシア軍が撃ったミサイル2発が南部主要湾岸都市オデッサの地域軍事施設と民間住居建物を打撃した。これによって生後3カ月の新生児を含めて8人が死亡して18人が負傷した。ゼレンスキー大統領は「死亡した赤ちゃんが生まれて1カ月経った時に戦争が始まった」としながら「彼らは畜生どもだ。これ以外に表現する言葉がない」と激怒した。
また、ゼレンスキー大統領はロシアに対して「ナチス」「ロシスト(Rashists・ロシアとファシストを合わせたウクライナの新造語)」などと表現した。フィナンシャル・タイムズ(FT)は「ゼレンスキー大統領は戦争を終わらせるために外交的な道を支持するといいながらも激昂した発言で怒りを抑えられない様子だった」とした。ゼレンスキー大統領が公式的な席でこのような激しい言葉を何度も繰り返したのは初めてだ。ゼレンスキー大統領は戦争勃発から2カ月間、ソーシャルメディア(SNS)に掲載した約200件の映像演説や20余カ国の議会に対するビデオ演説などでは冷静さを失わなかった。
ゼレンスキー大統領はロシアとの平和交渉に対してもよどみない発言を続けた。CNNによると、ゼレンスキー大統領はこの日「マリウポリのウクライナ軍と市民が抹殺され、ロシアが占領したところで偽住民投票を施行するなら交渉を中断する」と断言した。開戦初期、軍事的劣勢のためコーナーに追い詰められてロシアに平和交渉テーブルに出てくるよう求めていた状況とは異なる。
◆米・英・欧州が武器供与
ゼレンスキー大統領が声を高める背景には大幅に増えた西側の軍事的支援がある。今月18日、ロシアがウクライナ東部地域に総攻勢をかける戦争第2段階に突入すると、西側の武器供与が活発化している。米国は開戦以降、ウクライナに対して行った軍事支援規模が34億ドル(約4367億円)に達するが、このうち16億ドルが最近10日間のものだ。155ミリ榴弾砲、M113装甲車、Mi-17ヘリコプターなど重武器を大量に提供した。
FTは「米国がウクライナに重武器を供与するのは大きな変化」としながら「戦争初期はNATO(北大西洋条約機構)とロシアの間の衝突を避けるために防御次元の武器だけを提供していた。しかし米国のジョー・バイデン大統領が今回の事態を『大量虐殺』と非難して重武器を供与している。米国の立場が明らかに変わった」と分析した。
米国が動きだしたことを受けて他の同盟国も先を争って武器供与に参加している。ポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相は23日、「ウクライナに15億ユーロ(約20823億円)相当の武器を供与した」と発表した。だが具体的な武器リストには言及しなかった。英国は今月中に対戦車・対空ミサイルなどが含まれた1億3000万ドル相当の支援を約束したほか、ノルウェーも短距離ミサイル100基と軽量型対戦車火器などを供与することにした。ドイツ、デンマーク、スペインなどでも武器供与が続いた。
これに力づけられ、ゼレンスキー大統領はさらに積極的に武器支援を要請している。ゼレンスキー大統領は23日、「キーウに来るのに手ぶらはダメだ。だからといって我々が贈り物やケーキを待っているわけではない。特定の武器を期待している」と強調した。最近キーウを訪問する指導者大多数が軍事支援を約束してゼレンスキー大統領の発言程度がさらに高まった。
◆「ヘルソンでロシア将軍少なくとも2人死亡」
NYTによると、ウクライナ軍は22日、ロシア軍が占領したヘルソンの交戦地域でロシア第49連合軍指揮所を攻撃し、少なくともロシア将軍2人が死亡して他の高位将校も深刻なけがを負った。ロシア側はまだ反応を示していないが、事実なら今回の戦争で少なくとも10人のロシア軍将軍が命を失った。東部戦線と関連し、米国戦争研究所(ISW)は23日「ロシア軍がドネツィク(ドネツク)とルハンシク(ルガンスク)地域で大きな利益を得られなかった」と伝えた。
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