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日本には不都合なドラマ『パチンコ』の人気…米メディア、日帝強占期に注目(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

俳優イ・ミンホ[写真 Apple TV+]

在米韓国人である共同総括プロデューサーのテレサ・カン=ロウは先月18日、韓国取材陣とのオンライン懇談会で原作を初めて読んで感じた共感をこのように表現した。「すべての家庭にそれぞれのソンジャが存在する」。男性中心となりがちな移民者のストーリーを女性の視線で描写した点に惹かれたということだ。テレサ・カン=ロウは企画の序盤から米国のイタリア系マフィアを描いた『ゴッドファーザー』シリーズを参考にしたと語った。歴史の屈曲を扱う一方で、現在に及ぼす波紋を追跡して同時代性を獲得したのもメリットだ。コゴナダ監督は「生存に関する決定を下すべき多くの移民者家庭、私たち皆にあり得る現在進行形ストーリー」と語った。

原作に基づいて米国作家チームが英語で書いた脚本を韓国語のセリフに翻訳する作業も繊細に行われたという評価だ。500編の映画およびミュージカルの台詞を韓国語に移したファン・ソクヒ翻訳家が参加した。翻訳作業だけで1年以上かかった。海外の制作スタッフが韓国語作品を作ることで生じた新しい作業過程だ。ファン氏は最近、オンラインインタビューで「英語と韓国語の情緒と表現が異なり、第1話の台本を移すために米国制作スタッフと15回程度メールをやりとりした」と紹介した。また、「幼いソンジャの『私は死んでもいやだ』という台詞の場合、英語で『never』となっているものを『死んでも』に訳した後、英語でもう一度直訳(Even if I die)してスー・ヒューに送ったら『7歳の子どもがそんな表現を使うはずがない』と言われた。『韓国ではよく使う』と一つひとつ説得した」と伝えた。英文の台本に革命・デモと表現された「三一運動」も正確な名称に変えた。

『パチンコ』は日本でも公開されたが、Apple TV+は広報を自制する雰囲気だ。日本のメディアには関連記事はほとんどない。ただし、オンラインに「歴史歪曲の反日ドラマ」という非難の声がある。誠信(ソンシン)女子大教養学部の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授は4日、フェイスブックを通じて日本のインターネットユーザーの非難を伝えた後「グローバルOTTを通じて日本の加害歴史が全世界にきちんと知らされるかと恐れる現象」と批判した。
日本には不都合なドラマ『パチンコ』の人気…米メディア、日帝強占期に注目(1)

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