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【私は告発する】文氏と考え方が異なる尹氏…平和叫んで戦争起こされたウクライナの現実を直視すべき(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2019年フランスで平和交渉を行ったウクライナのゼレンスキー大統領(左)とロシアのプーチン大統領。[中央フォト]

◆弱者の宥和策? 侵略者に口実を提供

韓国は今、北朝鮮の核威嚇や新型コロナウイルス感染症との戦い、韓日および韓中問題など解決しなければならないことが山積しています。私は尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領についてはよく知りませんが、このような懸案を扱うにあたり、尹氏が文在寅(ムン・ジェイン)大統領とはやや違う考えを持っているという点は知っています。共に民主党の反対でゼレンスキー大統領の議会演説が取りやめになったこととは違い、尹氏は大統領候補だった時からウクライナ側に立ち、当選した後の先月29日にはゼレンスキー大統領との映像対話を通じてウクライナ問題が韓国に主要な議題として、今後も緊密な協力を行っていくだろうとの希望を示しました。

私は韓国政府の政治的選択を評価したり助言したりする立場にはありません。ただ、ロシアが過去8年間、虎視耽々とウクライナを狙っていた過程で見て感じた点をウクライナの国民の一人として必ずお伝えしたいと思います。侵略者に宥和策は全く効果がありませんでした。私たちが手を差し出す時、プーチンは私たちを弱気だと判断しました。そしてこのような判断の下、実際に軍事力を誇示しました。尹氏はこのようなウクライナの愚をぜひ参考にしていただきたい。

多くのウクライナ人がかなり以前から韓国に定着して住んでいます。戦争勃発以降、難民だけではなく、それ以前の移住民のほとんどはポーランド・チェコ・ドイツなど近隣国の家に生活の基盤を移しました。地球反対側である韓国までやって来たのは偶然の結果ではないということを言いたいのです。私たちは韓国の価値を共有し、韓国の文化が好きで、韓国の伝統を尊重しています。共に韓国の成功と繁栄をいつも祈願しています。だからこそ今私たちがここ韓国にいるのです。

◆平和を得ようと核を放棄した結果

最近トルコ・イスタンブールで開かれたウクライナとロシアの平和会談と関連して大きな期待を持つことができません。私だけでなく、おそらく多くのウクライナ人は皆そのように考えていることでしょう。「ロシアが署名した協定は、それが記されている紙一枚ほどの価値もない」、そう言いたい。ロシアは対内外的な目標達成のための道具として、国際条約を喜んで利用してきました。プーチンはどのような国際条約を結んだとしても、自身の計画に邪魔になると判断すれば躊躇(ちゅうちょ)することなく平気でこれを破るでしょう。ウクライナはすでに核兵器ロシア移転(核放棄)の対価として政治的独立を保証されたブダペスト了解覚書(1994年)とロシア-ウクライナ友好条約(1997年)、ドンバス戦争停戦協定であるミンスク協定(2014年)などがどのような結果をもたらしたのかを目撃してきました。私たちはこのような一連の過程を見守り、その後はロシアがしようというどのような約束も信じなくなりました。

ウクライナがロシアの提案を受け入れることはできない理由です。これは結局、ウクライナがロシアから安全保障を受ける形になるからです。だからといってやみくもに戦いを続けるという話ではありません。私たちはいくらロシアが欺瞞的に出てくるとしても対話をしなければなりません。戦争を究極的に終えるのではなく、戦争捕虜を交換して危険地域の難民保護に終わるだけだとしても、です。

ウクライナは今も、そして戦争が終わった後も平和を望みます。ウクライナに平和をもたらすためにはロシアの再侵攻を防ぐための国際社会の努力が必要です。ウクライナには人道的支援を行い、ロシアにはさらに強力な制裁を加える国際社会の連帯が切実です。人類が過去の大きな戦争で学んだことがあるとすれば、それは世界を血なまぐさい戦争へ推し進める狂いし者を防ぐことができる唯一の方法は連帯しかないということです。

平和を手に入れようと核兵器を放棄したウクライナで今どんなことが起きているのか見てください。私たちの今の姿を見ても世界の非核化は可能だと思いますか。韓国が自らの主権を守ると同時に民主主義の価値を守ろうと戦っている国に率先して手を差し伸べてくれることを希望します。

ドミトロ・ウィ/在韓ウクライナ人
【私は告発する】文氏と考え方が異なる尹氏…平和叫んで戦争起こされたウクライナの現実を直視すべき(1)

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