全英オープンに出場して競技する韓国バドミントン期待株、安洗塋(アン・セヨン)。[写真 ヨネックス]
世界ランキング4位の安洗塋は20日、英国バーミンガムで開かれた2022世界バドミントン連盟(BWF)全英オープン女子シングルスの決勝で世界ランキング2位の山口茜(24)に0-2(15-21、15-21)で負けた。対戦戦績4勝7敗で、格差を縮めることに失敗した。
安洗塋は前日に行われた準決勝で世界ランキング1位で台湾の戴資穎(27)を2-0(21-19、21-13)でストレート勝ちして異変の主人公として注目されていた。1996年の方銖賢(パン・スヒョン)以来、26年ぶりの女子シングルス優勝に挑戦状を出す機会をつかんだ。
だが、素早い動作と隙のない守備で耐えた後に逆襲で相手のミスを誘う山口の計算されたプレーに終始翻弄された。
第1セット序盤6-11まで広がったスコアを14-18まで追い上げたが、凡ミスが続いて15-21で勝負を終えた。第2ゲームもまた山口の精巧なドロップショットに連続失点して15-21で負けた。今回は準優勝だったが、安洗塋は昨年の東京オリンピック(五輪)女子シングルス銀メダリストの戴資穎との対戦戦績で2勝1敗で一歩リードして期待を集めた。1899年にスタートし、124年の歴史を誇る全英オープンで決勝まで進出して競争力をアピールしたことも好材料だ。
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