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「危険な地域」に20~30代女性が行列…ホットプレイスになった大阪コリアタウン(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

18日、大阪コリアタウンのキムチ専門店の前で客が商品を見ている。イ・ヨンヒ特派員

◆3つの商店街を統合…「多文化共生のまち」へ

長い歴史を持つ商店街なので難しい部分もあった。コリアタウン全体が3つの小さな商店街に分かれていて、トイレや防犯カメラ設置など利用客のための便利施設の開発になかなか動けなかった。話し合いの末、昨年末に3つの商店街が統合して社団法人「大阪コリアタウン」が作られた。

初代理事長を務める在日コリアン3世の洪性翊(ホン・ソンイク)さん(65)は「20年前から統合の動きはあったが、それぞれの商店街に特徴があり、商人たちも頑固でなかなか合わせることができなかった」としながら「韓流ファンの観光客が大勢訪れるようになって共同で対応することが増え、統合の必要性に共感するようになった」と説明した。


新しくスタートした「大阪コリアタウン」は商店街の復興にとどまらず、この地域全体が共に発展しようという「共生」を新たな目標に掲げた。鶴橋駅からほど近い別名「朝鮮市場」と駅からコリアタウンへと向かう町の商店が連携し、この付近全域を大阪内の韓国文化の発信地にするという趣旨だ。今年秋には「コリアタウン祭り」が計画されている。

コリアタウンのある生野区は在日コリアン2万8000人を含む外国人住民が全体の21.75%で、日本でも外国人率が最も高い地域だ。コリアタウンにもベトナム人やタイ人などさまざまな国籍の外国人が一緒に仕事をしている。コリアタウンが大阪内の観光スポットとして注目を浴びるようになると生野区も地域の特徴を生かして「多様な文化が共存する地域」にしていくためのプログラムをコリアタウンと共同で進めている。

ホンさんは特に差別を耐えて生きてきた大阪在日コリアンの過去を紹介する記念館をコリアタウン内に必ず作りたいと強調した。「韓国文化が入口となってここにやってきた若者に日本の一構成員である在日コリアンの足跡を知ってもらえたらと思います。貧困と差別の象徴だったここから、これからは友好と共生が芽生えるよう願っています」。


「危険な地域」に20~30代女性が行列…ホットプレイスになった大阪コリアタウン(1)

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