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<韓国大統領選>感染有権者急増…待機時間のびて投・開票遅延の可能性

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中央選挙管理委員会のノ・ジョンヒ委員長が8日、果川(クァチョン)選管委で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)感染・隔離者の期日前投票の管理不良と関連して謝罪している。チャン・ジニョン記者

韓国大統領選挙当日である9日、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染者と隔離者は一般有権者の投票が終わった午後6時から午後7時30分まで本人の住所地管轄投票所で投票することになる。

投票のための外出は午後5時50分から可能だ。一般有権者と動線を分離し、待機時間を短縮するためだ。ただし、限定された時間に、投票所によっては感染・隔離有権者が大勢集まる可能性があり、5日の期日前投票の時のような混乱が再演されかねないという懸念は今も変わらない。選挙当日投票に参加する感染者規模については選管委だけでなく防疫当局も予測しにくいという立場だ。

8日、中央事故収拾本部社会戦略班の孫映レ(ソン・ヨンレ)班長はブリーフィングで「在宅治療対象が現在116万人程度で、このうち18歳以上が88万人前後だと予想する」としつつも「期日前投票をした人がいるので、このうち(本投票日の)有権者が実際にどのくらいいるのかは予測しにくい側面がある」と述べた。


孫班長がいう現在18歳以上の在宅治療者88万人の他に、8日と選挙当日の9日に陽性判定を受けた有権者まで考慮するなら、投票参加感染者数はさらに増えるものとみられる。

感染者が集まる投票所では期日前投票当時のような混乱が再現されるのではないかとの懸念もある。感染者投票時間は午後6時からだが、投票所への入場は一般有権者の投票が終わってから可能だ。本投票日には、感染者が直接投票箱に用紙を入れるために別途臨時記票所ではない、一般有権者が利用した記票所を利用するためだ。

感染拡散に対する懸念もある。海外入国者の場合、PCR検査の結果、陰性が出ても入国後1週間の自宅隔離者に分類されるため感染者と同じ時間帯に投票しなければならない。反対に、新型コロナ疑い症状があるか、迅速抗原検査で陽性反応が出た有権者はまだ感染者に分類されていないため、一般有権者と同じ時間に投票することになる。

中央防疫対策本部疫学調査チームのパク・ヨンジュン・チーム長は「(感染者の外出許容措置が)流行規模にどの程度影響を及ぼすのか計量化するのが容易ではない」としつつも「防疫規則を遵守するなら、地域社会拡散を心配する水準まではいかないとみている」と話した。感染者は投票所まで徒歩や自家用車、防疫タクシーなどを利用しなければならず、公共交通は利用できない。投票後はすぐに家に戻らなければならない。

一方、ノ・ジョンヒ選管委員長はこの日、国民向け談話で「感染者および隔離者選挙人の期日前投票管理に関連し、不十分な準備で混乱と不便を引き起こした点に対し、委員長として責任を痛感し、謝罪の言葉を申し上げる」と述べた。



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