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韓国、出産年齢33.4歳OECD加盟国で最高…少子化の出口がない

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
出生数は26万500人、合計特殊出生率は0.81人でいずれも前例のない水準に減少した。「人口災難」が現実化したという分析も出ている。死亡者が出生児より多い「デッドクロス」の幅はより大きくなった。状況は世界で最も良くない。結婚も減って少子化のトンネルを抜け出る出口が見えない。

23日、韓国統計庁が発表した「2021年出生・死亡統計」によると、昨年出生数は26万500人で、前年(27万2300人)より4.3%減少した。20年前である2001年(55万9934人)に比べると半分にも及ばない。10年前よりは21万人以上減った。出生数は2017年初めて30万人台に落ちたが、2020年30万人台が崩れたことに続き、昨年も減少した。

昨年の合計特殊出生率は0.81人で、前年(0.84人)より0.03人減少した。合計特殊出生率の減少は2016年から6年連続となっている。合計特殊出生率は妊娠可能な女性1人が産むと予想される平均出生数だ。2018年初めて0.9人台に減少したが、もう0.7人台が目の前に迫ってきた。


出産の平均年齢は上がった。結婚年齢が遅れ、結婚以降子どもを持つまでかかる期間も伸びたためだ。昨年子どもを産んだ母の平均年齢は33.4歳で、前年より0.2歳上がった。年齢別には40歳以上の出産だけで前年より小幅に上昇した。

統計的には35歳以上を高齢妊婦に見なすが、高齢妊婦の割合が35%で歴代最も高いことが分かった。10年前には18%だった。第二子以上の減少傾向はさらに速かった。第二子の出生数は1年前より4.5%減り、第三子以上は5.9%減少した。一人も産まず、産んでも一人まで産んだという意味だ。

国連の人口統計によると、2020年基準で198カ国の中で韓国の合計特殊出生率が最も低かった。合計特殊出生率が1人にも達しない国は韓国の他にはなかった。先進国の集まりである経済協力開発機構(OECD)は言うまでもない。最近の統計である2019年には、OECD平均合計特殊出生率が1.61人だ。韓国の次に出生率が低いスペインも合計特殊出生率が1.2人を超えない。第一子の出産年齢も韓国が最も高い。

統計庁のノ・ヒョンジュン人口動向課長は「数年間婚姻件数が減少したのが累積し、出生数の減少に影響を与えたとみられる」として「婚姻の減少は昨年にも続いた」と話した。

今は人口減少を心配する水準に達した。昨年死亡者数(31万7800人)は出生数より5万7300人さらに多かった。2020年初めて死亡者が出生児より多くなる人口の自然減少が現れてから2年連続だ。減少幅は前年より大きかった。

出生数は過去最低だが、新型コロナと高齢化の影響で死亡者数は過去最大になったからだ。さらには、ソウルも人口減少傾向に転じた。ソウルの死亡者数が出生児より3400人多かったが、1981年関連統計集計以来初めてだ。

見通しは暗鬱だ。ほとんどの子どもが結婚した夫婦の間で生まれるため、出生数の先行指標とされる婚姻件数も過去最低だ。昨年18万2509組が結婚し、初めて20万組割れとなった。前年より9.8%減ったもので、出生児の減少が続く見通しも出ている。

統計庁は昨年12月「2020~2070年将来人口推計」を通じて新型コロナによる婚姻減少傾向が2025年まで続けば、合計特殊出生率が0.52人まで減少しかねないと指摘した。新型コロナの影響による特別推計だが、最悪のシナリオを仮定する低位推計(2025年0.61人)より深刻な水準だ。



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