4日、北京冬季五輪の開会式で中国の五星紅旗が入場する際、中国女性(前列左から2人目)が韓服姿で現れ、中国の「韓服工程」挑発という声が高まった。 キム・ギョンロク記者
なぜこうしたことが繰り返されるのか。2008年と今年の北京五輪の際の韓中衝突の原因をじっくり考えてみれば、いずれも偶発的というよりは感情が累積した結果とみられる。まず2008年の場合だ。当時中国内の反韓感情を刺激した直接的な契機は韓国の放送局の誤りだ。ところがこれは信管に触れたものにすぎない。両国間ではすでに火を付けさえすればすぐに燃え上がるほど民間の感情は極めて悪化していた。始まりは2004年に韓国の怒りを買った中国の「東北工程」とみるのが正しいようだ。このプロジェクトは韓国人にとっては中国が高句麗史を奪うものと認識される。韓国は歴史を失うことはできないとし激しく反発し、中国は守勢に追い込まれた。ところが翌年中国が反撃に出る名分を作った。
【コラム】なぜ北京五輪が開かれるたびに韓中関係は奈落に落ちるのか(2)
この記事を読んで…