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韓国与党大統領選候補夫人「服用したことない」と話していたホルモン代替薬、直接処方受けていた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国与党「共に民主党」大統領候補の李在明(イ・ジェミョン)氏の夫人、キム・ヘギョン氏。

韓国与党「共に民主党」大統領候補の李在明(イ・ジェミョン)氏の夫人、キム・ヘギョン氏が「代理処方」疑惑に関連して同じ薬を直接処方されていたことが3日、暴露によって明るみになった。

この日、韓国メディアJTBCは、京畿(キョンギ)道庁7級公務員Aさんのテレグラムのやり取りに基づき、キム氏が昨年4月に京畿道の盆唐(プンダン)ソウル大病院で受診し168日分のホルモン剤の処方を受けていたと報じた。

該当のホルモン剤は一般的に閉経症状の緩和などのために更年期に入った女性に処方される。該当の薬は昨年3月にテレグラムのやり取りで京畿道庁総務課所属だったペさんが「奥様の薬を調べてみてほしい」と頼むと、Aさんが「道庁の医務室で他の秘書名義で処方せんを受けた」としてペさんに送った写真に写っている薬と同一のものだ。


Aさんは「昨年4月、ペさんの指示を受けて病院の診療に同行し、キム氏が治療を受けて出てくるまで車両を待機させた」と主張した。これに先立ち、ペさんは代理処方疑惑が浮上するとキム氏ではなく自分が該当の薬品を服用しようとしたと釈明した。

ペさんは2日に出したコメントで「遅い結婚と妊娠に対するストレスで、こっそりとホルモン剤を服用していた」とし「私が服用する目的で他の人が処方された薬を手に入れようとした事実を認める」と明らかにした。民主党も3日、「ペさんは過去に妊娠のために努力したが成功できず、強いストレスを受けていた状況だった」とし「生理不順やうつ病など閉経症状を示し、結局妊娠をあきらめて治療のためにホルモン剤を服用した」と主張した。

一方、キム氏を巡る論争に関連し、李氏はこの日「今回のことを契機に私や家族、周辺までもっと慎重に考えて行動する」とし「国民の皆様に申し訳なく思う」というコメントを出した。ただし私的雑務については「職員のこと」としながらペさんの責任として処理した。また「(京畿)知事として職員の不当行為はなかったか隅々まで気を配ることができず、私の配偶者も問題になるようなことを前もって感知して事前に遮断することができなかった」としながら李氏夫婦には知らなかったことだと線を引いた。

続いて李氏は「報じられた内容を含めて道知事在任期間、法人カードの不適切な使用がなかったかどうか、監査機関が徹底的に監査して真相を明らかにすることを望む」とし「問題が明るみになった場合、規定により責任を負う」とした。前日、KBS(韓国放送公社)はキム氏が昨年京畿道庁秘書室の法人カードで牛肉・すしなどを購入した疑惑があると報じた。個人カードで飲食店などでひとまず牛肉を買った後、翌日昼休みに来店して個人カードの決済を取り消して法人カードを使い、個人購入ではなく会食用と見せかける手法を使ったとも報じた。

与党は火消しに出たが、民主党内部的には「2030が鋭敏に受け止めている『職場内パワハラ』が浮き彫りになっている」として当惑した雰囲気が歴然としていた。

野党「国民の力」は全方向的な攻勢に出た。国民の力はこの日、李氏夫婦やペさんらを職権乱用および強要罪、医療法違反罪、虚偽公文書作成および行使罪など容疑で告発した。李俊錫(イ・ジュンソク)代表は城南市が公金横領など5大不正行為で一度でも摘発された公務員の場合、辞めさせることにしたという2014年9月の記事をフェイスブックに掲載して「公金横領に対してはワンストライクアウトで処罰するという李在明候補の決然とした意志は称賛するに値する」と突いた。

正義党でも「今回の事案は単に政治的謝罪やセルフ監査で終わるようなことではない」(イ・ドンヨン首席報道官)として捜査を求める論評が出てきた。国民の党のシン・ナリ副報道官は「李候補は未練なく候補から下り、辞退するよう促す」と批判した。



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