昨年集団感染(クラスター)が発生した釜山(プサン)ある療養病院患者が救急車を利用して隔離病院に移送されている。[写真 中央フォト]
今月16日午後12時ごろ、京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)A病院1階のエレベーター付近には「当面は外来診療を休診します」という案内文が張り出された。200床規模の同病院には認知症や慢性疾患、療養・リハビリ患者など100人ほどが入院している。一般病院として登録されているが、療養病院のように入院患者の約80%は高齢者で、体が不自由な寝たきり患者が多い。A病院は、療養病院ではないという理由で、今年初めに療養病院患者を対象とした新型コロナワクチン接種が行われたとき、患者にワクチンを打つことができなかった。保護者が希望する場合に限り外部で接種することができたが、入院患者の相当数が未接種状態で過ごした。そうした状態で最近、集団感染が起きた。管轄の保健所などによると、13日医療従事者や患者など20人余りが感染したことを皮切りに、16日までに少なくとも102人に感染が分かった。
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