新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の重篤患者が急増し、500人台に近づいた。死亡者も連日2桁を記録している。ウィズコロナ(段階的日常回復)への転換で核心防疫指標にするとしていた重篤患者と死亡者数はどちらも悪化の一途だ。首都圏の重患者病床の稼動率は非常計画(サーキットブレーカー)発動基準である75%に迫っている。当局は非常計画や防疫指標など細部指針を16日に発表する。
14日、中央防疫対策本部によると、この日の重篤患者は483人で歴代で2番目に多い。60歳以上の高齢層が82%を占めている。最近1週間の一日の平均重篤患者数は458人。死亡者は14日20人で、今月2日(16人)以降、13日連続で2桁となっている。感染者の80%近くが集中しているソウル・仁川(インチョン)・京畿(キョンギ)など首都圏の重症患者病床稼動率は74.2%(13日午後5時基準)で非常計画発動基準である75%に迫った。特にソウル(76.2%)と仁川(75.9%、14日0時基準)は警告限度を超えた。京畿(71.9%)もギリギリのラインだ。
重篤患者が急増した原因の一つが高齢層の感染者増加だ。14日基準で感染者2419人中60歳以上が37.2%を占める。1日30.7%だったが2週間に7%ポイント近く増えた。
高齢層は80歳以上を除くとワクチン接種率が90%を超えているが、感染者が続出しているのはそれだけ接種効果が急速に低下しているという意味だ。翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科の鄭ギ碩(チョン・ギソク翰林)教授は「7・8月だけでも若年層の感染者が多く、重篤患者が相対的に減って重症罹患率が1.5%まで落ちた」とし「最近、高齢者の老人患者が増えて元に戻った」と説明した。
韓国政府は先月末から75歳以上と高齢者施設、今月10日から療養病院と施設入所者を対象にブースターショット(追加接種)を始めたことから、今後感染拡大がある程度抑制されるのではないかと期待する。しかし、60歳以上の高齢層および高危険群のブースターショット対象者96万人のうち、14日基準で35万人程度が接種を完了するにとどまっている。また、8・9月に接種した60~74歳約800万人はブースターショットなしで冬を越さなければならないかもしれない。
高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は「60~74歳は相当数がアストラゼネカを打ったが、英国公衆衛生局(PHE)の資料を見ると、アストラゼネカの場合、2回目の接種をしてもデルタ株の予防効果が60%と低い」とし「米国がブースターショットの間隔を6カ月に策定したが、年齢別にワクチン効果を分析して3~4カ月後でも効果が落ちるならブースターショットを接種したほうがいい」と話した。
海外でも冬季の流行を見越してブースターショットの速度戦に出た。米国は最近第5波に備えて成人全体にブースターショットを提供しようという議論が行われている。カリフォルニアやニューメキシコ、コロラド州などは連邦政府決定以前に18歳以上の成人にブースターショットの資格を付与することにした。
韓国政府は週内にブースターショットの間隔短縮方案を発表する予定だ。
14日、中央防疫対策本部によると、この日の重篤患者は483人で歴代で2番目に多い。60歳以上の高齢層が82%を占めている。最近1週間の一日の平均重篤患者数は458人。死亡者は14日20人で、今月2日(16人)以降、13日連続で2桁となっている。感染者の80%近くが集中しているソウル・仁川(インチョン)・京畿(キョンギ)など首都圏の重症患者病床稼動率は74.2%(13日午後5時基準)で非常計画発動基準である75%に迫った。特にソウル(76.2%)と仁川(75.9%、14日0時基準)は警告限度を超えた。京畿(71.9%)もギリギリのラインだ。
重篤患者が急増した原因の一つが高齢層の感染者増加だ。14日基準で感染者2419人中60歳以上が37.2%を占める。1日30.7%だったが2週間に7%ポイント近く増えた。
高齢層は80歳以上を除くとワクチン接種率が90%を超えているが、感染者が続出しているのはそれだけ接種効果が急速に低下しているという意味だ。翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科の鄭ギ碩(チョン・ギソク翰林)教授は「7・8月だけでも若年層の感染者が多く、重篤患者が相対的に減って重症罹患率が1.5%まで落ちた」とし「最近、高齢者の老人患者が増えて元に戻った」と説明した。
韓国政府は先月末から75歳以上と高齢者施設、今月10日から療養病院と施設入所者を対象にブースターショット(追加接種)を始めたことから、今後感染拡大がある程度抑制されるのではないかと期待する。しかし、60歳以上の高齢層および高危険群のブースターショット対象者96万人のうち、14日基準で35万人程度が接種を完了するにとどまっている。また、8・9月に接種した60~74歳約800万人はブースターショットなしで冬を越さなければならないかもしれない。
高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は「60~74歳は相当数がアストラゼネカを打ったが、英国公衆衛生局(PHE)の資料を見ると、アストラゼネカの場合、2回目の接種をしてもデルタ株の予防効果が60%と低い」とし「米国がブースターショットの間隔を6カ月に策定したが、年齢別にワクチン効果を分析して3~4カ月後でも効果が落ちるならブースターショットを接種したほうがいい」と話した。
海外でも冬季の流行を見越してブースターショットの速度戦に出た。米国は最近第5波に備えて成人全体にブースターショットを提供しようという議論が行われている。カリフォルニアやニューメキシコ、コロラド州などは連邦政府決定以前に18歳以上の成人にブースターショットの資格を付与することにした。
韓国政府は週内にブースターショットの間隔短縮方案を発表する予定だ。
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