「これが10時過ぎって本当?」
1日午後10時5分ごろ、韓国ソウルの繁華街の一つ、弘大(ホンデ)クラブ通りを通りがかった女性が笑いながら一言言った。クラブの入口には入場を待つ客が数十人が並んでいる様子を見ながらだ。「段階的日常回復」(ウィズコロナ)第1段階施行として食堂などの営業制限規制が撤廃されて最初の日を迎えたこの日、主要商圏は久しぶりの活気で夜遅くまで賑わった。午後10時になれば酒杯を下ろして帰宅しなければならなかった若者は取り戻した自由を満喫して日付が変わるまで楽しい時間を過ごした。
弘大クラブの入口に並んでいた会社員のキムさん(29)は「クラブに来たのは2年ぶりだが、他の国に来たみたいで変な感じ」と話した。江南(カンナム)駅前で会ったパクさん(19)は「いつ追い出されるが気になってまともに食事ができなかったが、とても気が楽になった。今日は家に帰らないで2次、3次まで行く予定」と話した。
◆飲食店40脚のテーブルは客で満席
乙支路三街(ウルチロサムガ)の別名「ノガリ路地」も久しぶりにどこも満席だった。夜遅くまであちこちで「○○ホップ(アルコールを出す飲食店)には席があります」と言って客を呼ぶ声がにぎやかだった。ある大型飲食店は内部だけでなく40脚余りに達する4人用野外テーブルを出したがここも満席だった。ある業者の社長は「今が野外で一杯するのにちょうどいい時期だが、運良く防疫規制が緩和された。客が昨日の2倍以上増えたようで感謝している」と言いながら大きな笑みを浮かべた。
飲食店の中には突然客が殺到して求人難を体験しているところもある。江南駅のある大規模室内飲食店はアルバイトを採用できず事務職スタッフまで出動しなければならなかった。スタッフのハンさん(44)は「居酒屋やクラブは数日前から人を一気に集めていたので、求人広告を出してもアルバイトを採用できない状態」と話した。
大学街周辺の商圏も空気が変わった。この日午後、ソウル新村(シンチョン)付近で伝統酒店を営む社長イさん(58)は大学生の客を迎える準備で忙しかった。イ氏は「2~3組から予約電話を受けた。明日午前2時まで店を開けようと思っているが客がもっと多く来るようなら午前5時まで営業してみるつもり」と話した。イさんは新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡大が続く中でも営業時間を短縮し、スタッフを2人に減らして耐えたという。近隣でサンギョプサル専門店を運営するキムさん(46)は「大学サークルから10人の団体予約が入った」とし「はやく学校に学生が戻ってきてほしい」と話した。
大学生たちの声もどこか弾んでいた。いわゆる「コロナ入学年度」の新入生キム・ミョンフンさん(19)は「非対面のオンライン講義だけ受けていたが、対面講義も始まり、サークル会食もすることができるようになり、これが本当の大学生活なんだと思った」と話した。大学生のイムさん(24)は「昨日も酒を飲みに新村に来たが、隣のテーブルは全部サークルの集まりだった。これからはテーブルを分けて座って心配することもなく、学科の集まりも再開されるようだ」と話した。
弘大クラブ、夜10時に数十人の列…ソウル繁華街の飲食店も「満席」=韓国(2)
1日午後10時5分ごろ、韓国ソウルの繁華街の一つ、弘大(ホンデ)クラブ通りを通りがかった女性が笑いながら一言言った。クラブの入口には入場を待つ客が数十人が並んでいる様子を見ながらだ。「段階的日常回復」(ウィズコロナ)第1段階施行として食堂などの営業制限規制が撤廃されて最初の日を迎えたこの日、主要商圏は久しぶりの活気で夜遅くまで賑わった。午後10時になれば酒杯を下ろして帰宅しなければならなかった若者は取り戻した自由を満喫して日付が変わるまで楽しい時間を過ごした。
弘大クラブの入口に並んでいた会社員のキムさん(29)は「クラブに来たのは2年ぶりだが、他の国に来たみたいで変な感じ」と話した。江南(カンナム)駅前で会ったパクさん(19)は「いつ追い出されるが気になってまともに食事ができなかったが、とても気が楽になった。今日は家に帰らないで2次、3次まで行く予定」と話した。
◆飲食店40脚のテーブルは客で満席
乙支路三街(ウルチロサムガ)の別名「ノガリ路地」も久しぶりにどこも満席だった。夜遅くまであちこちで「○○ホップ(アルコールを出す飲食店)には席があります」と言って客を呼ぶ声がにぎやかだった。ある大型飲食店は内部だけでなく40脚余りに達する4人用野外テーブルを出したがここも満席だった。ある業者の社長は「今が野外で一杯するのにちょうどいい時期だが、運良く防疫規制が緩和された。客が昨日の2倍以上増えたようで感謝している」と言いながら大きな笑みを浮かべた。
飲食店の中には突然客が殺到して求人難を体験しているところもある。江南駅のある大規模室内飲食店はアルバイトを採用できず事務職スタッフまで出動しなければならなかった。スタッフのハンさん(44)は「居酒屋やクラブは数日前から人を一気に集めていたので、求人広告を出してもアルバイトを採用できない状態」と話した。
大学街周辺の商圏も空気が変わった。この日午後、ソウル新村(シンチョン)付近で伝統酒店を営む社長イさん(58)は大学生の客を迎える準備で忙しかった。イ氏は「2~3組から予約電話を受けた。明日午前2時まで店を開けようと思っているが客がもっと多く来るようなら午前5時まで営業してみるつもり」と話した。イさんは新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡大が続く中でも営業時間を短縮し、スタッフを2人に減らして耐えたという。近隣でサンギョプサル専門店を運営するキムさん(46)は「大学サークルから10人の団体予約が入った」とし「はやく学校に学生が戻ってきてほしい」と話した。
大学生たちの声もどこか弾んでいた。いわゆる「コロナ入学年度」の新入生キム・ミョンフンさん(19)は「非対面のオンライン講義だけ受けていたが、対面講義も始まり、サークル会食もすることができるようになり、これが本当の大学生活なんだと思った」と話した。大学生のイムさん(24)は「昨日も酒を飲みに新村に来たが、隣のテーブルは全部サークルの集まりだった。これからはテーブルを分けて座って心配することもなく、学科の集まりも再開されるようだ」と話した。
弘大クラブ、夜10時に数十人の列…ソウル繁華街の飲食店も「満席」=韓国(2)
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