Netflix(ネットフリックス)のオリジナルシリーズ『イカゲーム』。[写真 Netflix]
25日、英国日刊紙「タイムズ」などによると、アイルランド・ダブリンのキャッスルパーク小学校はハロウィンデーを控えて「児童が『イカゲーム』の中の登場人物のような扮装することを禁止する」と公示した。
これに先立ちこの学校では、一部の児童が運動場でドラマの中の遊びをまねをしたという届出があり、保護者・教師懇談会まで開かれた。懇談会ではドラマの中に出てくるゲームの暴力性に対する懸念が相次いだという。
学校関係者は「『イカゲーム』を見た人は、この内容が児童に絶対に適していないということが分かる」としながら「児童がこのドラマを見るのではないか心配」と明らかにした。
米国ニューヨーク州では学校3校に禁止令が下された。このうちの1校であるファイエットビル-マンリアス高校は、保護者に対して「『イカゲーム』衣装が持つ潜在的暴力的メッセージが学校の服装規定に合わない」と校長名義の手紙を送った。
あわせて「服装は学校の規定に従わなければならず、おもちゃのナイフや銃、ライトセーバーなど武器と解釈されかねないものは学校に持ち込んではいけない」としながら「また過度に恐ろしい服装もいけない」と付け加えた。
スペイン首都マドリードのある小学校も、保護者に「児童がイカゲームに登場する遊びや行動をまねることが確認されたので指導してほしい」という内容の案内文を送った。特にドラマの暴力性を理由に16歳未満の児童生徒には視聴を禁じ、親に子女の指導を呼びかけた。また近づくハロウィンにもドラマに登場する衣装の着用を禁止した。
保護者は概して学校側の立場を支持している。『イカゲーム』が残酷なサバイバルゲームを描写しているドラマで、暴力的で扇情的な場面が含まれているためだ。韓国でも18歳以上観覧可として放映されている。
一方、これに先立って各国の学校では、子どもたちがドラマの中の設定通り「ムクゲの花が咲きました」(「だるまさんが転んだ」に相当)のような遊びをまねして、一歩間違えれば暴力性にさらされかねないと警告を出していた。
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