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航空機5機が同時に飛び立つ、米国より4倍速い英空母の秘訣(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
英国の優れた建造能力も一役買った。F-35B戦闘機が離着艦する際に甲板の温度は1200度まで上がる。だがわずか30秒で元の水準に下がる。甲板を空けずに作戦を継続できる秘訣だ。韓国はまだ持つことができていない技術だ。

整備を終えた航空機はすぐに次の飛行に出られるよう設計された。飛行を終えた航空機は艦尾側リフトに載せられ60秒後に甲板の下の格納庫に移動する。ここで整備を終えた航空機は艦首側のリフトに載って甲板に上がってくる。

航空機が移動し整備するすべての過程はリアルタイムで把握される。自動化・電子化した航空機情報共有システムを備えた。航空機情報は無線でリアルタイムに連動されている。どの航空機を投じなければならないのか、いつから次の任務飛行準備を始めなければならないのか容易に判断できる。


おかげで効率的な管理が可能だ。野球の試合で監督がリリーフ投手にどの選手を出すのか、いつから準備するように指示するのかが重要なように、航空機の投入も同様だ。米国は依然として人よりも大きな空母の図の上で航空機の模型を動かしながら飛行情報をボールペンで書いたり消したりしながら手作業でコントロールする。

◇先端技術使って兵力減らし予算も削減

効率化は人材縮小を意味し、これは運用コストの削減につながる。英軍海軍は米軍基準で3分の1の兵力だけ使う。運用する航空機は約50機、兵力は航空700人と艦艇700人の1400人ほどだ。

艦載機90機を運用する米海軍の空母ロナルド・レーガンの将兵5000人を大きく下回る。英国は多様な整備ができるよう熟達させて整備士の規模を大きく減らした。

弾薬管理自動化と武装搭載分業化で戦闘機武装速度は米軍より4倍ほど速い。自販機から取り出すようにコンテナに包装されたミサイルを取り出して弾頭と組み立てた後にリフトで甲板上に送る。甲板では戦闘機にミサイルを装着する。既存の英空母より武装任務兵力250人を縮小できた背景だ。

艦艇管理も自動化システムを備えた。無人機運用など未来の変化に備え十分な電力生産能力を設けた。艦艇は一度建造すれば50年間使って任務を終えるためだ。ガスタービン2基とディーゼルエンジン4基で10万9000キロワットの電力を作る。地上で15万人が同時に使える電力量だ。

空母は2つの艦橋を持っている。前方の艦橋で艦艇を動かし、後方の艦橋は航空機作戦を統制する。前方の艦橋が破壊されれば後方の艦橋でも空母の舵を取ることができる。後方艦橋の航空統制所の横に移動すると艦艇を動かせる小さな艦橋が設けられている。

艦艇の各階に移動する階段は上がる階段と下る階段が分けられた。「緊急状況で早く移動するために動線が重ならないよう分離した」と英海軍関係者は説明した。

複雑な迷路のような艦艇内の通路ごとにロンドンとエジンバラの有名な道路名が付けられている。長期にわたり空母を運用してきた英海軍の経験は小さな部分でも確認できる。

海を支配した英国の経験は軽空母建造と運用計画を準備する韓国軍に大きく役に立ちそうだ。ミン・ホンチョル国会国防委員長は1日に開かれた第15回国際海洋力シンポジウムでの祝辞で、先月30日に英空母を訪れた所感を明らかにしながら「韓国の安保を守るために空母が必要で、建造する時期と十分な条件ができた」と話した。


航空機5機が同時に飛び立つ、米国より4倍速い英空母の秘訣(1)

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