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<東京五輪>同じ敗戦にも世論は両極端…女子バレーに「激励」 野球に「怒り」=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国の女子バレーボール代表と野球代表は東京オリンピック(五輪)で共に準決勝まで進出した。準決勝で敗れて3位決定戦に回ったのも同じだ。女子バレーボールは6日、ブラジルに0-3で敗れて力の限界を痛感した。金卿文(キム・ギョンムン)監督が率いる野球は日本との準決勝、米国との敗者準決勝と連敗し、決勝進出を逃した。共に似た成績だが、両チームに対するファンの反応は両極端だ。

◆「よくやった」…女子バレー代表に拍手

韓国女子バレーボール代表はブラジルに完敗したが、ファンは「敗れたもののよく頑張った」と激励の拍手を送っている。


「すでに私たちには金メダル」「立派な試合をもう十分に見せてくれた」「奇跡的に勝って銅メダルを」「けがに気をつけて」「4強だけでも感謝」などファンの反応は称賛一色だ。

客観的な戦力の劣勢を翻し、金軟景(キム・ヨンギョン)を中心に団結して全試合に全力を尽くす姿に、ファンは全面的な支持を送っている。開催国・日本との予選、格上と評価されるトルコとの準々決勝で激戦の末に勝利するのを見て「バレーボールファンになった」という声も少なくない。

◆野球には非難殺到…「兵役免除に反対」

一方、韓国野球代表にはファンの非難が続いている。さらに青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)国民請願の掲示板には「東京五輪の野球で韓国が銅メダルを獲得しても兵役免除を与えるべきでない」という声までが登場した。

この市民は「現在の兵役特例法はスポーツを通じた国威宣揚を督励するために制定され、五輪の銅メダル以上やアジア競技大会の金メダルを獲得する場合、兵役優遇を受けることになっている」とし「果たして東京五輪で野球代表が国威宣揚をしたと誰が思うのか」と批判した。

選手たちが兵役免除ばかり考えているという誤解も生じている。金卿文監督は敗者準決勝で米国に敗れた後、「今回は必ず金メダルを取ろうということではなく、国民とファンが納得する試合をしにきた」と述べたが、この発言にうなずくファンは多くなかった。

「銅メダルでも取ってほしい」「本人たちはどれほど悔しいだろうか」と応援するファンもいるが、「良い言葉が出ない」「信じられるのはバレーボールしかない」「これで銅メダルを取れば兵役が免除されるのか」と失望感を隠さないファンも多い。

大会前にも一部のプロ野球選手らが宿舎で飲酒し、コロナ防疫守則を破ったことが伝えられ、野球代表は国民的な公憤を買った。

女子バレーボール代表は8日、セルビアと銅メダルかけて最終戦に臨む。野球代表は7日昼12時、ドミニカ共和国と銅メダル決定戦を行う。



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