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<東京五輪>野球韓国代表の打率にバブル…イスラエル戦を除けば2割3分7厘

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

野球韓国代表チームのパク・ヘミンが1日に横浜スタジアムで行われた韓国・ドミニカ共和国戦1回裏に無死から安打を放った。[写真 五輪写真共同取材団]

韓国代表はイスラエルが相手になると打線が爆発した。金卿文(キム・ギョンムン)監督が率いる野球韓国代表は5日の敗者準決勝で米国に敗れ、決勝進出を逃した。勝者準決勝の日本戦に続き米国にも敗れたことで、3位決定戦に回ることになった。7日の3位決定戦でドミニカ共和国にも敗れればノーメダルで帰国することになる。

大会2連覇が断たれた最も大きな理由は打撃不振だ。韓国代表は東京五輪で1次リーグ含めて計6試合(3勝3敗)を消化した。大会のチーム打率は2割9分4厘(204打数60安打)で参加6カ国のうちトップだ。決勝に進出した日本(2割8分8厘)、米国(2割4分7厘)よりも高い。一見、打線が好調のように見える。

ところがこの数値には「バブル」がある。韓国代表のチーム打率はイスラエル戦(打率3割9分7厘、73打数29安打)の成績を除けば2割3分7厘(131打数31安打)まで落ちる。イスラエルとは1次リーグとノックアウトステージ第2ラウンドで1回ずつ対戦し、ともに韓国が勝利した。特にノックアウトステージ第2ラウンドでは18安打を放ち、11-1で7回コールド勝ちした。


イスラエルは「異色チーム」だった。グループリーグ初戦の韓国戦に先発登板したジョン・モスコットは2019年3月に引退した選手だ。マイナーリーグで投手コーチを務めていたが、東京五輪のためにまたマウンドに立った。ジョシュア・ゼイドは2018年4月に引退した後、シカゴ・カブスでリハビリ投手コーディネーターを務め、シュロモ・リペッツは米ニューヨークでプログラミングおよび音楽監督をしている。今回のイスラエル代表メンバーはほとんどが全盛期を過ぎた選手か、引退した履歴がある選手だ。韓国代表の打者はそのイスラエルとの対戦になると打線が爆発した。

一方、米国(2試合、62打数12安打)と日本(1試合・33打数7安打)が相手ではチーム打率が2割(95打数19安打)にしかならない。金メダル獲得のためには必ず越える必要がある両チームとの対戦では打線が沈黙した。その結果、米国・日本が相手の3試合は全敗だった。イスラエルが出場していなければさらに屈辱的な大会になっていたかもしれない。



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