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「帰国すれば投獄」亡命申請のベラルーシ選手、ポーランドで夫と再会

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ベラルーシ短距離陸上選手のクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手が1日、羽田空港で帰国を拒否し、政治的亡命を申請した。 [写真 ベラルーシスポーツ連帯財団(BSSF)]

東京オリンピック(五輪)に出場して帰国を拒否した後、ポーランドに亡命を申請したベラルーシ陸上代表の短距離選手、クリスチナ・チマノウスカヤさん(24)が夫と再会した。

ロイター通信は5日(現地時間)、ベラルーシの野党政治家を引用してこの日午後ポーランドに先に到着したチマノウスカヤさんがワルシャワで夫に会ったと報じた。チマノウスカヤさんは先月30日、自身のインスタグラムに「陸上代表チーム指導部が自身が一度も出場したことがない1600メートルリレーのリストに自身を入れた」として問題を提起した。

その後、代表チーム幹部陣の圧迫の末に該当掲示物を削除し、首都のミンスクに戻ることを求める命令を受けた。チマノウスカヤさんはベラルーシ・オリンピック委員会によって強制的に2日帰国航空便に乗せられるところだったが、東京オリンピック委員会と警察の力を借りて危機から抜け出した。


チマノウスカヤさんは「ベラルーシに帰国すれば生命の脅威を受けかねない」として国際社会に助けを求め、4日ポーランドに亡命を申請した後、ポーランド大使館で2日間を送った。当初日本でワルシャワ行きの飛行機に搭乗する計画だったが、日程を変えてオーストリア・ウィーンへ行く航空機に乗った。その後、ポーランド航空LOTが運営する2番目の航空便を利用して午後8時11分にワルシャワに到着した。

ポーランド政府はチマノウスカヤさんに人道主義的ビザを発給し、ウクライナに逃避中だった彼の夫にも同じビザを発給して夫婦が再会できることになった。

チマノウスカヤさんは夫と再会する前に行った記者会見で「夫が車を運転してポーランドに来ているので、今晩私はただ彼を待つだろう」とし、期待感を隠さなかった。

ベラルーシを27年間統治しているルカシェンコ政権は昨年8月大統領選以降大々的な反政府デモに直面した。その後、反政府活動に同調した野党政治家やジャーナリスト、運動選手を大勢逮捕するなど圧迫している。チマノウスカヤさんは新しい選挙と政治犯の釈放を求める公開書簡に署名したことがある。

一方、国際オリンピック委員会(IOC)は今回の事件に対する正式調査に着手した。



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