北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の最近の写真に関心が集まっている。「肌色の医療用テープ」を後頭部に貼って座っている姿のためだ。このテープがない別の写真ではやや黒い傷あとのようなものが見える。専門家らは脂肪腫除去など簡単な手術を受けた可能性があるという分析を出した。
これが確認されたのは、朝鮮中央テレビなど北朝鮮メディアが朝鮮人民軍第1回指揮官・政治幹部講習会の場面を報道した先月30日だ。講習会は7月24日から27日まで平壌(ピョンヤン)で行われたが、ここに出席して発言する金委員長の後頭部に手のひらほどの大きさの肌色の医療用テープが貼られていた。多くのメディアは「パス」と表現した。報道映像の中にはテープを貼っていない姿もあった。そこには薄黒い傷あとのようなものが見える。
ただ、講習会終了後の翌日の28日に中朝友情塔を参拝する金委員長の写真では、後頭部のテープや傷あとは見えなかった。
◆専門家「できものや脂肪腫除去後の絆創膏」
専門家らはできものや脂肪腫などを除去した後、皮膚保護用として絆創膏を貼った可能性が高いと説明した。
匿名を求めた感染内科教授は「大きなにきびや脂肪腫ができた可能性があるが、ともに健康に大きな問題になるものではない」と話した。脂肪腫の場合、体にある脂肪が大きくなって一種の良性腫瘍に発展するが、原因は特になく、背中や腕など各部位にもできるという。また「放っておいてもかまわないが、美容上、除去することが多い」と説明した。
ただ、テープがない時に見える黒い「傷あと」については、一般的な病変であれば写真のように四角形には見えにくく、どのような状況なのかはもう少し見守る必要があるという。また、腫瘍などでなければ筋肉痛のため湿布を貼ることもあるが、その可能性は相対的に低い。後頭部はパス付着部位として一般的でない。全般的に健康に大きな異常があるようではないというのが大半の意見だ。
◆6月にも急激な体重変化…健康不安説は事実無根
東国大一山病院のオ・サンウ家庭医学科教授は「大きな手術を受けたのではないようだ。(仮に手術をしたとすれば)膿を除去したとみられる」とし「(写真だけで)健康に特に異常があるかは判断しにくい」と述べた。
金委員長は6月初めにやつれた顔で登場したことで健康不安説が出ていたが、国家情報院は「最近まで正常に統治活動をしていたと把握されている。根拠ない内容」と一蹴した。
これが確認されたのは、朝鮮中央テレビなど北朝鮮メディアが朝鮮人民軍第1回指揮官・政治幹部講習会の場面を報道した先月30日だ。講習会は7月24日から27日まで平壌(ピョンヤン)で行われたが、ここに出席して発言する金委員長の後頭部に手のひらほどの大きさの肌色の医療用テープが貼られていた。多くのメディアは「パス」と表現した。報道映像の中にはテープを貼っていない姿もあった。そこには薄黒い傷あとのようなものが見える。
ただ、講習会終了後の翌日の28日に中朝友情塔を参拝する金委員長の写真では、後頭部のテープや傷あとは見えなかった。
◆専門家「できものや脂肪腫除去後の絆創膏」
専門家らはできものや脂肪腫などを除去した後、皮膚保護用として絆創膏を貼った可能性が高いと説明した。
匿名を求めた感染内科教授は「大きなにきびや脂肪腫ができた可能性があるが、ともに健康に大きな問題になるものではない」と話した。脂肪腫の場合、体にある脂肪が大きくなって一種の良性腫瘍に発展するが、原因は特になく、背中や腕など各部位にもできるという。また「放っておいてもかまわないが、美容上、除去することが多い」と説明した。
ただ、テープがない時に見える黒い「傷あと」については、一般的な病変であれば写真のように四角形には見えにくく、どのような状況なのかはもう少し見守る必要があるという。また、腫瘍などでなければ筋肉痛のため湿布を貼ることもあるが、その可能性は相対的に低い。後頭部はパス付着部位として一般的でない。全般的に健康に大きな異常があるようではないというのが大半の意見だ。
◆6月にも急激な体重変化…健康不安説は事実無根
東国大一山病院のオ・サンウ家庭医学科教授は「大きな手術を受けたのではないようだ。(仮に手術をしたとすれば)膿を除去したとみられる」とし「(写真だけで)健康に特に異常があるかは判断しにくい」と述べた。
金委員長は6月初めにやつれた顔で登場したことで健康不安説が出ていたが、国家情報院は「最近まで正常に統治活動をしていたと把握されている。根拠ない内容」と一蹴した。
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