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「看護師を派遣してほしい」 韓国、重篤患者2倍に急増…病院は悲鳴(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
首都圏のある公共病院は1病室あたり4人の感染者を入院させている。それでも足りずに駐車場の臨時病棟の一部を稼動し始めた。患者をさらに収容するようにとは言われるが、医療スタッフ不足でそれも不可能だ。ごく少数だけを残して大多数の医療スタッフと資源がコロナに集中しているが、すでに「能力超過」状態だ。もともと看護師が不足した状況で最近4人が辞めて医師1人が辞めた。病院関係者は「休日も正常勤務してコロナの対応にかかりきりになっている」とし「派遣人材を受けようとしても、彼らが適応するのに1カ月かかるため受け入れることができない」と話した。

京畿道医療院坡州(パジュ)病院は、新型コロナ病床116床のうち109床が埋まった。この程度ならほぼ満床になったと言ってもよいほどだ。半月前からこのような状況だった。退院してもすぐに埋まる。応急室だけ運営し、残りは新型コロナに集中する。この病院のチョ・ランヒ看護課長は「看護師はこの暑さに防護服まで着るため非常に苦しがっている。すでに疲労しているうえに、先が見えないためストレスがさらにたまる」と話した。チョ課長は「昨年は院内の空気を通じてウイルスが拡大するかもしれないと、エアコン・暖房機をつけないで乗り切った」と話した。

全国保健医療産業労組は政府派遣人材が実際には役に立たないと指摘する。イ・ソンヒ副委員長は「長く休職しているか、そもそも全くの新人といった人材が派遣される場合が多いが、採血や緊急検査ができない。彼らを現場看護師が教育し、電子システムを教えるのに少なくとも1週間かかる。新規人材は1週間ではとても足りない。そうして3週で戻って、また新しく来るような流れ」と指摘する。イ副委員長は「政府が教育して派遣するのではなく、募集してそのまま派遣する」とし「いっそのこと派遣人材費用を病院に給付し、1~2人の正規職を採用するほうがまし」と話した。


病床もほぼ満床状態だ。江原道(カンウォンド)は27日、感染者が74人で最高記録を更新した。病床稼動率が80.1%、生活治療センターは84.2%に上昇した。残りの病床があまりないため追加確保に出た。大田(テジョン)は生活治療センターとしてLH研修院を使用しているがすでに95%が埋まっている。新規センターを物色している。ソウル大学医大(医療管理学)のキム・ユン教授は「政府が医療人材不足に備えていたことがあっただろうか。問題にぶつかればその時その時解決した」とし「公共病院と公共医療の人材不足をあらゆる用途から持ってきて使うやり方には限界がある。民間病院がその役割を果たすことが重要だ。医療陣の派遣はその次の代案」と話した。


「看護師を派遣してほしい」 韓国、重篤患者2倍に急増…病院は悲鳴(1)

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