キムチ
13日、農林畜産食品部などによると、今年上半期のキムチ輸入量は昨年同期に比べて6933.5トン(暫定値)減少した。今年3月でさえ輸入は前年同月比4977.2トン増えたが、「裸漬け」波紋が起きた後の4月から-1375.8トン、5月-3168.4トン、6月-4979.4トン(暫定値)と3カ月連続で減少幅が大きくなっている。輸入キムチは事実上すべて中国産だ。中国産キムチに対する国内消費者の懸念が高まったという解釈が可能だ。
韓国政府はキムチ原産地の信頼性を高めるために国産キムチに「韓国」というブランドを公式に登録することができるようにする「国家名地理的表示制」を導入することにした。地理的表示制は「麗水突山(ヨス・トルサン)カッキムチ」「宝城(ポソン)緑茶」のように特定商品の固有性が原産地のために発生した場合、原産地の名前を商標権と認定する制度だ。
これまで地理的表示制は国内地域の名前だけが適用可能だったが、今後は国名も表示できるようにするという方針だ。
農食品部は「主に外国市場で外国産キムチが韓国産に化けることを防ぐことができると期待する」と説明した。
「韓国キムチ」という認証制度ができれば外国だけでなく国内でも原産地に対する信頼性を高める効果がある展望だ。最近、国立農産物品質管理院は今年上半期に原産地を偽って表示するか、最初から表示していない企業1771カ所を摘発したと明らかにした。このうち最も多い摘発事例が白菜キムチ(420件)だった。
ただし業界では認証制導入に懐疑的な反応もある。「韓国キムチ」の認証を受けるのが容易ではないという理由からだ。
国家名を商標権として登録するには▼国内で加工すること▼主原料は国産のものを使うこと--が前提だ。この条件を満たしてこそ、国立農産物品質管理院傘下の地理的表示登録審議分科委員会に審議を申請することができる。大象(デソン)(宗家)・CJ(ビビゴ)などの企業が外国に直接進出して生産するキムチは原則的に認証を受けることはできない。
「キムチに手がのびない」…「中国産裸白菜」波紋、国産認証は解決法になりえるか(2)
この記事を読んで…