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上海の空に「巨大三角形」…「NASAも目撃したUFO」中国大騒ぎ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

今月21日夜、上海のランドマークである東方明殊塔(オリエンタルパールタワー)付近の上空で、三角形の形をした物体が観察された。[写真 微博 キャプチャー]

「また出てきた、また出てきた。見えるでしょう? 三角形が雲の上にあるじゃない。はっきり見える」

「あれ、UFOじゃないの? 宇宙船だ、宇宙船」




中国上海の上空に黒い三角形の形をした未確認物体が目撃されて謎が広がっている。今月21日夜、上海のランドマークである東方明殊塔(オリエンタルパールタワー)付近の上空。ぼやけた雲の間からはっきりと三角形の形が観察された。市民が携帯電話で撮影した映像によると、三角形の形は相当時間、同じ場所にとどまっている。一見、雲によって偶然作られた形のように見える。だが、雲が動いても三角形の形はそのまま維持されて、さらに方向を変えるような姿も確認された。

状況は撮影映像に録音された市民の音声からも確認される。少なくとも4人以上と推定される市民は野外にいながら偶然このような状況を観測した。彼らは「まだいる。撮影した」とか「かなり大きいよ。本当に珍しい」と話し、興奮を隠すことができない。三角形の物体が消えないと、「UFOだよ、UFO」と話したりもする。横にいた別の男性が「お前は専門家か。どうやったら分かるんだい」と面責する声も聞こえる。

この2分余りの映像が微博(ウェイボー、中国版ツイッター)やYouTube(ユーチューブ)を通じて広がり、その正体を巡って論争が起きている。一部の市民は「多くの人々が見守っている声も入っていて、映像が一貫して偽造されたものではなさそうだ」として驚きを表した。「最もはっきりと現れたUFO4」というコメントも少なくない。

現地メディアも「上海に現れた未確認の三角形の物体が注目されている」とし「これは珍しいことではない。米航空宇宙局(NASA)でも低い高度で飛び回る巨大で静かな三角形のUFOが目撃されたという報告があった」と伝えた。

反面、飛行物体ではないとの反論も提起されている。映像を見たある市民が微博を通じて「建物の景観の照明が投影されたものにすぎない」と反論した。山東省済南市に住むこの男性は自分も「2017年に同じ三角形の物体を目撃した」とし「高層建物の間から見えた三角形は実は高層建物に反射した影」と主張した。あわせて当時自分が撮影した映像を添えた。だが、このコメントに対して他の市民は「上海で撮影された映像では周辺に高層建物はなかった」と反論したりもした。

一部は「米軍のTR3B」と主張した。TR3Bは米国が秘密裏に開発したと言われている無重力ステルス機だ。だが、開発について公式に確認されたことはない。「習近平(主席)が空に現れたか」「銀河連盟指揮部の出現?」のような反応もある。まだ中国内の関連専門家の分析は出ていない状態だ。

こうした中、米国家情報局は25日(現地時間)、2004~2021年までに米海軍操縦士のUFO目撃事例を調査した予備評価報告書を発表した。情報局は「調査対象144件中、一部は識別エラーではなく物理的に存在する現象」だったとし「国家安全保障の脅威になりかねない」と明らかにした。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「外界の科学技術という証拠は見つからなかったが、UFOである可能性を排除することはできないという結論」と評価した。



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