李仁栄(イ・インヨン)統一部長官
ソン・キム代表は午前8時ごろ、統一部長官の接見室で李長官に会った。李長官は冒頭発言で、北朝鮮に対する米国の立場について「外交による平和的な解決法に重点を置き、南北の対話と協力を支持し、最近の北の党中央委員会全員会議で出たメッセージのうち対話に注目している認識は我々の立場でも大きく共感する」と述べた。
続いて「北も最近は過去より柔軟な態度を見せているようであり、対話再開のためにそれなりに良い条件が形成されていると考える」とし「バイデン大統領のリーダーシップを通じて韓米が緊密に調整し、過去のどの政権よりも早く最初のボタンをうまく掛けたと評価する」と話した。
李長官は「対話の早期再開のために韓米が緊密な合意を通じて、より能動的かつ機敏に動く必要があるようだ」とし、韓国政府が構想中の▼コロナ防疫と食糧など民生分野の協力▼離散家族再会と金剛山(クムガンサン)訪問▼気候変動分野での協力--などに言及した。こうした協力の過程で北朝鮮を対話テーブルに座らせ、さらには非核化交渉の雰囲気をつくる創意的な接近方式で米国の検討を要請するというのが、李長官の考えだ。
これに対しソン・キム代表は「最も重要なのは、韓米両国が対話と外交で朝鮮半島非核化を成し遂げるべきという公約に異見がないという点」と応えた。
続いて「韓米大統領のリーダーシップと韓国の統一部、外交部、その他の関連部処が共に協業することで、引き続き韓米両国間の緊密な調整を継続していくことができると確信する」とし「今は対話局面に転換するために非常に重要な瞬間、時期を迎えているという言葉に私も同感する」と共感を表した。
キム代表は「バイデン大統領が首脳会談でも言及したように、意味のある南北間の対話や協力など韓国のいくつかの政策に対して米国は強い支持を送っていて、今後、韓国政府がアイデアを提示する時、我々も緊密にそれに関連する協力をしたい」と述べた。
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